ふびらいの伝記

デジタルカードゲームの攻略ブログ。現在はドラゴンクエストライバルズがメインです。

【ドラクエライバルズエース】真1弾『英雄たちの凱旋』新カード事前評価【商人・占い師篇】


新生ライバルズに期待を膨らませる皆さん、こんにちは。
新カード事前評価、今回は商人と占い師の計20枚に関して語っていきます。
皆さんの楽しみを少しでも増幅させることができれば嬉しいです。













商人-レジェンドレア

《ヘンリー》

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参考評価点:4点/5点満点中
文句なく強いカードですが、③の効果までも活かそうと思うと、相性の良い英雄カードは実はそれ程多くありません。
パッと思いつくのは《勇者姫アンルシア》と《サマルトリアの王子》。
《勇者姫アンルシア》は、本体や関連カード弱体化の影響で新英雄と渡り合える程のパワーを保つのは難しいですし、《サマルトリアの王子》は初期手札に来ない仕様上、デッキの軸とするようなヒーローではありません。

このように考えると、《ヘンリー》がその才能を遺憾なく発揮できるデッキはあまり存在しないため、少なくともどこででも見かけるようなカードにはならないと予想しています。
評価点を4とやや落としたのはこれが理由ですね。

とはいえ、2コストの《まほうじじい》と考えればその時点で十分実用的なレベルだとは思いますし、100%の力は引き出せないまでも、『どのデッキに投入しても最低限の仕事はしてくれる』という評価はできると思います。




《スラリンガル》

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参考評価点:5点/5点満点中
《ヘンリー》とは違い、こちらはただ強レジェンドトルネコ版。無条件で5点をつけていいレベルのカードだと考えています。

即座に盤面に触れることができ、なおかつ必ず盤面に残るのは受けに長けた性能
逆に7コストでお化けのようなステータスを着地させられるのは攻めに長けた性能と言えます。
今回新しく追加されたキーワード能力『選択』ですが、効果を使い分けられる利点がここまでハッキリ出ているカードは《スラリンガル》くらいかもしれません。
トルネコの特徴である種との相性も非常によく、どんなデッキにも入ってくるカードになると予想します。




商人-スーパーレア

《ツボック》

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参考評価点:2点/5点満点中
いくつかの理由から、僕はあまり評価していません。
まず、『自分のデッキに特技カードを入れない』という条件について。
商人自体、決して特技を主体として戦う職業ではありませんし、《痛み分けの杖》のグランプリ落ち等で、更に特技の有用性は下がっていると思います。
しかし、僕は今回追加された《バイキルトのツボ》を非常に高く評価しており、必須クラスのカードになると考えています。
特技を投入しない恩恵と比較しても、この特技が優先されると踏んだのが1つ目です。

2つ目に、やはり効果発動が死亡時なのは絶妙に使いづらいです。
3/3/4という素晴らしいスタッツが霞んでしまいますし、効果発動タイミングを選べずテンションを最大効率で上げられない場面も少なからず発生してしまうでしょう。

最低点をつけたかったですが、『3/3/4+メリットの時点で弱いカードではない』『縛り構築はカードプールの変更毎にチャンスが生まれる』という自らの基準によりこの点数となりました。





《キラークリムゾン》

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参考評価点:1点/5点満点中
想定するゲームプランがチグハグになってしまっていると思いますね。
いくら弱体化前の《はがねのそろばん》と言えど、5/4/5のユニットが与えてしまう盤面上の不利を覆すには相当数スキルブーストが回っている必要があります。
おうえんユニットを根こそぎ失っている現在のトルネコでは、盤面を保ちながらテンションを回すことは難しいでしょう。
また《天空の花嫁フローラ》や《ビルド》を使用するアグレッシブなデッキでは、このユニットのステータスは物足りませんし、《はがねのそろばん》が欲しくなるほどテンションを回せるわけでもありません。

前述の《ツボック》との相性は良いものの、《ツボック》自体の評価も低いため、使われることはないと考えています。




《モンスターハウスだ!》

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参考評価点:4点/5点満点中
小学校3年生が考えたようなカードですが、意外とちゃんと強い気がします。

強みの最たる部分は、不利盤面をとりあえず一旦なかったことにできる点
平均コスト5のユニットと平均コスト3のユニットでは流石に大きな差がありますし、相手がどれだけユニットを展開していようと一瞬で盤面をアホにしてしまえるというのは大分魅力的です。
基本的には相手に先に行動を許すわけですが、まあこっちは30MPの動きをしてるわけですから、先に動いて8MP使われるくらいは笑い飛ばしましょう。

褒め倒しておいて評価点を1削っているのは、『じゃあ何に採用されるんだ?』と聞かれると困ってしまうためです。
《不思議のダンジョン》や《バイキルトのツボ》を採用するデッキは軽量ユニットの多投で絶えず盤面を取り続けるデッキになると思いますし、その場合このカードは概ねノイズですので、パワーこそ高いもののすぐにでも活躍できるようなカードではない、と考えています。








商人-レア

《不思議のダンジョン》

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参考評価点:5点/5点満点中
新生トルネコの軸となるポテンシャルは秘めています。
踏破条件は8体のユニットを場に出すこと。トルネコというリーダーにおいて、これは見かけよりも容易なのではないかと思います。
《つちわらし》や《ジゴック》など、すんなりと入るカードで+2の値を得ることが可能な他、《ビルド》を採用する場合は《牧場》でも耐久値+2を計算できます。《デンダ》などの裏技も考えれば、十分現実的なデッキを組めそうな気がしてきますね。

トルネコの次の型は、横展開を基本戦術として《しあわせの箱》と《バイキルトのツボ》をフィニッシャーに据える【ビルドトルネコ】なのではないかと考えています。





《たんすミミック》

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参考評価点:1点/5点満点中
ドラゴンクエストライバルズというゲームにおいて、死亡させるのがデメリットになるほど強力な死亡時効果を持つユニットはそれ程多くありません。
また、コストに対して過剰な程のバフがされるケースも、殆どないと言っていいです。

《たんすミミック》の持つ変身という効果は、上記のような状況に対処できる貴重なカードではありますが、現在のメタゲームでそれを活かす場面はあまり来ないと言えるでしょう。
効果の不安定さ、ステータスの低さ、手札を7枚抱える条件の難しさから、カード一覧画面に眠り続けることになると考えています。




《バイキルトのツボ》

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参考評価点:5点/5点満点中
よりアグロデッキに適した《たたかいのドラム》といった性能ですね。
テンションスキルを意識する必要がない点と、リーダー自身も対象に含まれる点から最低限がある程度保証されており、全リーダーの中でも横展開の性能が高いトルネコにとってはこのくらいのコストパフォーマンスでも十分なフィニッシャー足りえます。

《恋人のタロット》と比べるにはリーダーの盤面形成能力に差がありすぎますし、獰猛な咆哮と比べるのはあっちがバグってるだけですので、評価基準として正しくありません。
トルネコの立ち位置を大きく引き上げる1枚になるのではないでしょうか。









商人-ノーマル

《しましまキャット》

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参考評価点:1点/5点満点中

縊れ 蔦嬢(トレパドーラ)




《打ち出のそろばん》

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参考評価点:1点/5点満点中
3枚もの特技カードを手に入れるリソース供給能力は見事ですが、やはり4MP2点の武器をデッキに入れることはできません。
特に現在のトルネコには使用できる状況が極めて限定される特技カードが多く、その中からランダムに加えてもゲームプランに組み込めないという問題が頻繁に発生してしまうでしょう。

構築レベルのカードであるとは言えないと思います。









占い師-レジェンドレア

《フォステイル》

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参考評価点:3点/5点満点中
占い師のレジェンドカード1枚目は、未来に旅立つことで自身を守る性能を持つシステムユニット《フォステイル》。
単体のカードパワーは高いものの、今回のグランプリローテーションで【占いミネア】が壊滅的な打撃を受けた影響により、直近での活躍の場面は無さそうです。

このカードに限らず、今回のミネアのカード全てに言えることですが、カード単体が強くても面白くても、『でも占いミネア自体がなぁ…』となってしまうんですよね。
僕は新環境のデッキを組んでいないのでまだ何とも言えませんが、既に仮組みをしている方は《クロウズ》や《バルーンコール》《力のタロット》が存在しない現実に直面して既にげんなりしているのではないでしょうか。




《暴将 黒竜丸》

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参考評価点:3点/5点満点中
こちらも評価理由としては《フォステイル》と大体同じです。
単体性能は高いですし、特に超必中モード下での盤面への影響力はトップクラスと言えますが、8コストと重いため他カードと組み合わせにくい点と、そもそも組み合わせる対象の《バルーンコール》がもういないじゃん、という点が際立ってしまう、なんとも悲しいカード。

《ゾディアックコード》が存命のため、始めから超必中モードを大前提としたデッキが台頭すれば、このカードも活躍の場を見出だせるかもしれません。









占い師-スーパーレア

《ドラゴビショップ》

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参考評価点:4点/5点満点中
今回の占いシナジーの中ではかなり高い評価をしています。
こちらは《ゾディアックコード》を採用するデッキとは反対に、低コスト占いカードをふんだんに使用したミッドレンジタイプの【占いミネア】で真価を発揮するカード。
《節制のタロット》《あくましんかん》《かみかぜ》といった不動の軽量占い陣に加え、今拡張で獲得した《未熟なベビーサタン》等との相性もよく、横展開とドロー加速を同時に行える《ドラゴビショップ》は優秀と言えます。

とは言え、フィニッシャー不足に悩まされる日々は続きそうです。
《恋人のタロット》と《暴将 黒竜丸》は所持していますが、展開するターンの盤面が決して強くない上、組み合わせて使用できるほどのコストでもないため、結局は《力のタロット》が無いことに頭を抱える可能性も否めません。
その場合は…次弾に期待しましょう。





《サイコマスター》

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参考評価点:1点/5点満点中
こちらも占いシナジーのカードですが、6コストという重さが如何ともし難く、高評価をつけることはできないと判断しました。
条件である6枚の占いカード使用は、軽量化が進む今回の【占いミネア】においては決して高すぎるハードルではありません。

ただ、失った《タロットフォーチュン》のことを想うと、コスト、ダメージ量ともに物足りなくなってしまいますね。
リーダーに飛ばせる点は魅力ですが、現在のミネアではまずその圏内に押し込むことが課題となってくるため、占いデッキのフィニッシャーとしては力不足と言わざるを得ないと考えます。




《テーブル・ターニング》

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参考評価点:1点/5点満点中
超必中下では6コストで盤面を埋められるというカードに化けるものの、類似カードと比較して不器用さが目立ちます。

《ゾディアックコード》を使用するコントロール系のミネアでは、盤面の無力化を同時に行える《逆転への兆し》や《死神のタロット》が確実に優先されてくるでしょう。
同様の効果を持つ《召竜の儀式》は、《バルンバ》や《しんりゅう》のもたらすドラゴンシナジーの恩恵を受けられるからこそ採用されていた面が大きく、それを期待できない《テーブル・ターニング》の採用理由に関しては懐疑的です。

今回の職業自体の不遇も相まって、見かけないカードになってしまいそうです。








占い師-レア

《炎のほこら》

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参考評価点:2点/5点満点中
6度占い効果を発動することで、《ポムポムボム》《なぞのしんかん》《コンジャラー》からなる『占い三人衆』をコスト1にしながら手札に加えることができます。
今回でグランプリ落ちする《ポムポムボム》や《なぞのしんかん》を手に入れられる効果はオンリーワンでこそあるものの、では前環境でこれらが猛威を奮っていたかというとそんなこともなく、タイムラグに対して使い道に困る報酬だなという印象があります。

この3種を同一ターン内に使用できたとして、現在の【占いミネア】では強大な盤面も作りきれず、ダメージも出しきれずといった展開が想像できます。
また、低コストカードを惜しみなく使用する構築が想定されているのに対して、リソース供給手段がやや乏しいのも弱点になるでしょう。

使用する場合は《ビルド》あるいは《オニムカデ》《ゴルドン》辺りでサポートしたいダンジョンですが、現状ではそこまでする価値が見出だせないかもしれません。




《デザートデーモン》

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参考評価点:1点/5点満点中
ステータスとダメージの中途半端さから、《サイコロン》に大きく水をあけられてしまっているカードです。
彼のカードは複数体の処理や中型ユニットの処理、更に3/2が盤面に残ることによる形成の逆転などの要素を全て1枚に内蔵していましたが、コストが1下がっただけの《デザートデーモン》はその全てを失ってしまっています。

3ターン目のプレイで2コストユニットを消し飛ばせる状況でのみ強力ですが、ステータスの低さにより、盤面を取り切れないことが殆どとなってしまいそうです。




《タロットコンバート》

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参考評価点:4点/5点満点中
占いシナジーとは関係ない《タロットコンバート》が、今回のミネアの一番の収穫となるかもしれません。
条件付きとは言え、実質2MPで4点のダメージはコスト論的に優秀で、より幅広く使える《精霊の矢》のような働きが期待できます。

また偶数デッキとの相性もよく、【シドーミネア】やミッドレンジ系の【偶数ミネア】にも就職可能です。
もちろん、上記デッキが台頭すれば、という条件がつきますので、最高点は避けることにいたします。









占い師-ノーマル

《未熟なベビーサタン》

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参考評価点:3点/5点満点中
《炎のほこら》や《ドラゴビショップ》と組み合わせるカードとして0コストのユニットは優秀ですし、《暴将 黒竜丸》など新カードとの相性の良さも持ち合わせています。
ただ、フィニッシャーの不足、必中モードに入る手段の不足、盤面奪取能力の不足など、デッキ自体が解決しなければならない課題は山積みで、これらを一つ一つ取り除かない限りは、デッキも《未熟なベビーサタン》も暴れられるようにはならないでしょう。

可愛さに免じて3点をつけるとともに、勇敢なデッキビルダー達の応援に回りたいと思います。




《ビッグボッグ》

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参考評価点:1点/5点満点中
便利さでいうと《ブルホーク》と同等かそれ未満といった感じで、その《ブルホーク》が使用されていなかった前環境を鑑みるとこのカードにも席は無さそうに思えます。

ただ、決して未来がないカードでは無いと考えています。《少年シドー》など相性の良いヒーローも存在するため、カードプールに応じて評価が見直されてくる1枚でしょう。













終わり


いかがでしたか。
今回の2リーダーは正直、ハッキリと明暗が分かれる形になったと思います。
トルネコはダンジョンやレジェンドカードがデッキの中心として運用できる性能を持っているのに対し、過渡期であるミネアは失った戦力を補いきれていない印象です。

僕はデッキビルダーではないため、ミネアの持つ真のポテンシャルはまだ分かりません。
僕自身も好きなリーダーですので、誰かがなんとかしてくれることを祈りたいと思っています。よろしくお願いします。



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