ふびらいの伝記

デジタルカードゲームの攻略ブログ。現在はドラゴンクエストライバルズがメインです。

【DQR】第6弾『小さな希望のシンフォニー』事前カード評価~前編~

ちゃす。
勇者杯決勝の興奮冷めやらぬ中、公式生放送などで怒涛の新情報発表があったここ数日ですが、皆さんどうお過ごしでしょうか。
 
第6弾拡張パック『小さな希望のシンフォニー』に収録されるカードが全て公開されたのが2月の12日。
そこから実装まで実に10日間の空白がある訳ですから、闘技場での先行実装があるとはいえ待ちきれない方も多くいらっしゃる事と思います。
しかし僕のようなブロガー、あうとぷったーにとっては、この期間が一番の踏ん張り時、そして楽しい時間でもある訳で。
今回も新環境予想、考察を展開していきたいと思います。
 
以前までは、新カードの内最も環境に影響を及ぼしそうなカードや、過大評価されているカードをそれぞれ数種挙げるに留めてきましたが、今回はブログの移転直後という事もあって張り切り方が違います。
新カード100種、全て点数付きで評価していきますよ。
 
この記事を参考にして自分なりにデッキを組んでみるのも良いですし、「ふびらいが強いって言ってたからこのカードは安心して砕けるわwww」と別の方向で参考にするのも良いでしょう。
今回は前編という事で、テリーゼシカアリーナククールトルネコ全50種のカードまでを評価していきます。
では、是非見ていってください。
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

テリー

 
 

レジェンドレア《少年テリー》

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f:id:WhoBlie19:20190213110357p:plain:w230:h290f:id:WhoBlie19:20190213110423p:plain:w230:h290f:id:WhoBlie19:20190213110452p:plain:w230:h290


参考評価点:3点/5点満点中
【アグロテリー】には採用していいカードだと思います。
「テリーの元来のテンションスキルを捨てるのはどうなのか」という声も散見されますが、出てくる相棒ユニット3種はどれも、場に出たターンから盤面に影響を与えることが出来るため、平均的には強化と言っていいのではないでしょうか。
《おおありくい》や《青い閃光》等と組み合わせて、絶好調シナジーを構築する事も可能です。
 
評価点を低めに設定したのは、軸とするデッキを組みにくく、デッキに与える影響がそれ程大きくないからですね。
例えば《勇者ソロ》を採用してこのカードをサーチする構成にするよりも、ヒーロー枠を《レックス》に割いてよりライフを詰める力を増強した方が強い事は明らかです。
そしてその場合、重視されるのは絶好調シナジーよりも、もう一つの新能力であるシンクロの方になると思われます。
と考えると、この《少年テリー》は絶好調を主軸とした場合こそ主力たり得ますが、基本的には、引いたら引いたで強いが、引かなくても問題ないという程度の位置に落ち着きそうです。
 
 
 
 
 

スーパーレア

 
・《地獄のハサミ》
 
f:id:WhoBlie19:20190213114013p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
強いユニットとは言えないと思いますね。
絶好調シナジー等を考えない場合、1ターン無視される3/2スタッツでしかありません。
 
ただし、絶好調シナジー、特に新武器の《兵士長の剣》とは相性が良く、組み合わせる事である程度場持ちがよくなります。また、後に紹介する《ブルサベージ》というパワーカードとも組み合わせやすいため、全く使われないという事はないと思います。
にも関わらず評価点が低いのは、この効果がメタルボディと違って相手ターン中しか発動しないからですね。
これでは能動的に効果を活かすことが出来ず、また元来テリーの天敵である《シーゴーレム》に睨まれただけで岩の隙間に引っ込むしかなくなってしまいます。
 
 
 
・《孤軍奮闘》
 
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参考評価点:4点/5点満点中
新しい【アグロテリー】は、《レックス》を使用する関係上1ターン目から手札を2枚以上使用する事になりますし、それ以降も低コストユニットの多数展開が基本戦術となる事は間違いありません。
《孤軍奮闘》は手札消費の激しいこのデッキに、これ以上ない程ピタリと嵌まるピースですね。
個人的には、このカードを活かすために従来の【アグロテリー】に欠かせない存在だった《雷鳴の剣》や《しにがみきぞく》の採用率が大きく下がるとすら思っています。

【アグロテリー】以外のデッキでは一切使用できないカードである事から評価点を1つ落としましたが、今後頻繁に見かけるカードになるでしょう。
 
 
 
・《ブルサベージ》
 
f:id:WhoBlie19:20190213163922p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
僕がテリーというリーダー内で注目しているのは絶好調よりシンクロの方ですが、「絶好調は雑魚!」と手放しに断言できない理由がこの《ブルサベージ》にあります。テリーの他の絶好調ユニットは、この《ブルサベージ》を評価して少しずつ高い点数を付けてあります。
着地したターンに味方の絶好調持ちユニットが1体攻撃するだけで4/6という強大なステータスになる上に、もちろん自身が殴る際にも効果が起動するため、マナカーブに沿ってプレイしているだけで6/6程度には簡単に達してしまいます。「このターン中」の文言を入れ忘れてないか?と心配になるレベルです。
《青い閃光》や《兵士長の剣》で自軍ユニットが全て絶好調に戻った際の打点に至っては最早考えたくもありません。
《じごくのハサミ》や《ケムケムべス》といった盤面に残りやすい絶好調ユニットも複数種獲得しているため、再現性も低くなさそうです。
 
新しい【アグロテリー】は、前述の《孤軍奮闘》や低コストユニットを多数詰め込む【シンクロアグロテリー】、この《ブルサベージ》や絶好調ユニットのステータスを押し付けていく【絶好調テリー】と、大きく2つに分けられそうです。
 
 
 
 
 

レア

 
・《おおありくい》
 
f:id:WhoBlie19:20190213125345p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
ウィニー戦術、《レックス》のレベリング、絶好調シナジーなど、テリーのデッキにあらゆる面で噛み合っている1コストユニットと言えます。
1/3というステータスが素晴らしいですね。最序盤においては相手の2/2ユニットを効果と合わせて一方的に取れますし、ブロック、ウォール要員としての性能も高い。
《だいぼうぎょ》での強化も魅力的です。

今拡張、テリーの職業カードの中では最も多くのシーンで使用されるカードになるかもしれませんね。
 
 
 
・《兵士長の剣》
 
f:id:WhoBlie19:20190213131413p:plain:w230:h290
 
参考評価点:4点/5点満点中
コストパフォーマンスは決して良くありませんが、《ケムケムべス》や《ブルサベージ》を絶好調状態に戻す事の意味は非常に大きいため、《レックス》との相性も考慮して、【絶好調テリー】に投入される可能性は高いと思います。
盤面を取れている、つまり有利な状況を更に傾けるカードに過ぎないため、3点に近い4点というイメージ。
 
しかし無論、絶好調ユニットが場にいる状況での性能は折り紙付き。剣を一度振るうだけで友軍の士気がMAXになるって、そりゃもう兵士長どころか天下の大将軍の剣じゃねえかと思いますが。
攻撃力の不足を、《レックス》で回りやすくなったテンションスキルや《おおありくい》によって補いやすくなっている点が良く噛みあっている印象です。
《ブラッドソード》を採用すれば基盤を安定させる事も出来ますね。
 
 
 
・ケムケムべス
 
f:id:WhoBlie19:20190213151115p:plain:w230:h290
 
参考評価点:4点/5点満点中
ディズニーのキャラクターに居そう。
このカード自体を評価すると、特に強いという事もありません。《ブルサベージ》という存在が無ければ、僕は恐らくかなり低い点数を付けていたと思います。
単体評価でないのが申し訳ないですが、それが不可能なくらいにこの《ケムケムべス》と《ブルサベージ》は密接な関係にあります。
 
絶好調を回復する《青い閃光》や《デスセイレス》といったカード達が、それ自体である程度の汎用性を持っているのも大きいですね。
また、それらのカードと組み合わせる事が出来なかった場合でも1度の攻撃が保証されているため、《とつげきこぞう》のように完全な置物になるリスクがありません。
3ターン目に君臨する3/6ユニットの盤面制圧能力の高さは、説明するまでもないでしょう。
 
 
 
 
 

ノーマル

 
・《青い閃光》
 
f:id:WhoBlie19:20190213153121p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
明らかに使いやすい性能をしていたため、発表当時からテリー使いのプレイヤーには注目されていたカードでしたが、肝心の絶好調ユニットの方がパッとせず、不遇なポジションに収まってしまうかと思われていました。
……が、土壇場で《ブルサベージ》が発表された事で、絶好調を軸としたテリーデッキを組めるようになり、大きく評価を上げたのではないでしょうか。
 
リーダーの攻撃力を上げる効果も《レックス》等に噛み合っています。
アリーナの《ちからの指輪》をリーダーに使用する場面の多さを想像してもらえれば分かりやすいと思いますが、この効果だけでも1コストの特技として悪くないレベルではある筈です。
 
【絶好調テリー】には必須であると言い切ってしまって良いと思います。
 
 
 
・《ダンスニードル》
 
f:id:WhoBlie19:20190213163955p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
大盤振る舞いのテリー新カードの中にあって、唯一全く使用されない気配のある悲劇のカードがこちら。
システムユニットで4という高めな体力を所持している点は評価できますが、そもそも貫通持ちユニットはその分ステータスを低めに設定されています。
それをあの手この手で強化して戦うよりも、最初から優秀なステータス、そして縦への推進力を持つユニットを採用する方が構築としては明らかに強いと思いますね。
そして今拡張、テリーはそれが実現できるカードを多数獲得しています。貫通シナジーを構築する意義は極めて低いと言えます。
 
 
 
・《みなごろし》
 
f:id:WhoBlie19:20190213160424p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
今拡張、運営からのプッシュは明確に【アグロテリー】となっていますが、この《みなごろし》だけは毛色が違っていますね。どちらかと言えばコントロールタイプのデッキへの投入を推奨されています。
【奇跡テリー】などのデッキが活躍できる環境になる公算がそもそも低い事と、あくまで《かえんぎり》のリリーバーという域を出ない事から評価点は3点と低めになっていますが、待望の単体除去である事には変わりありません。
有効に使用できるタイミングも見かけ以上に多いと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 

ゼシカ

 
 

レジェンドレア《妖精ベラ》

f:id:WhoBlie19:20190213164305p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
対応策のない一部のデッキに対しては、あぐらを掻いてポテチを食べながらくつろいでいるだけで、ゼシカが誇る多様な特技のマナ効率を大きく引き上げてくれます。
似通った効果を持つ《ゲマ》と違い、何らかの方法で除去されたとしてもテンポ的な損を殆ど負わないため、リスクを考慮せずポンと置くことが出来ます。
 
また、この《妖精ベラ》が高く評価される背景には、ゼシカが獲得した新特技によってテンポを取る戦い方が出来るようになったという事実があります。
もちろんこれまでも、ゼシカの特技は全リーダー合わせて最も強力なラインナップではありましたが、そうは言っても出来るのは大きく分けて「バーストダメージ」と「除去」の2つのみでした。
それが今回、《地這い大蛇》や《魔導召喚》の獲得によって、特技を使用して盤面を取っていけるようになった訳です。
これはゼシカというリーダーの可能性を大きく広げる進化ですし、《妖精ベラ》はこれらの特技を目一杯強く使用するために不可欠なユニットになると思います。
 
 
 
 
 

スーパーレア

 
・《ミニデーモン》
 
f:id:WhoBlie19:20190213175012p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
なかなか粋な表情をしていて憎めませんが、残念ながら就職先は無いのではないかと思います。
中速以下のゼシカデッキは、今回《タバサ》という強烈なリソース回復手段を獲得したため、3/2/2と貧弱なステータスしかない《ミニデーモン》を必要とはしないでしょう。
また、【アグロゼシカ】においては《メラミ》を引っ張って来るという役割を持てますが、そんな事をするよりも《たたかう》《王女救出》をしっかり回した方がコストに対して効率的にダメージを出せてしまいます。
デッキ圧縮の観点からやや得した気分にはなりますが、あくまで実際に出しているダメージは5MPで3点。《バアルゼブブ》でさえ同じ条件でより良いステータスがついてきます。
 
唯一、今後ゼシカの2コストに「多少テンポを失ってサーチしてでも打ちたい特技」が出た場合には採用される可能性があるため、そういう意味では将来性が無くもありません。
が、現実味に欠けるため評価点は1とします。
 
 
 
・《地這い大蛇》
 
f:id:WhoBlie19:20190213181347p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
ゼシカがまさに欲していた特技です。イラストと名前のかっこよさを含めて11点くらいあげましょう。
コスト通りに使用するとやや器用貧乏感の出てしまうカードですが、上の《妖精ベラ》や《クロックチャージ》《早読みの杖》等と組み合わせて早期に使用する事で、対アグロデッキでさえも決まり手となってしまう程のテンポスイングを起こします。
登場するユニットがにおうだちを持っている事も見逃せませんね。
 
《タバサ》や《メイジポンポコ》等のリソース確保手段によって、上記のコスト軽減カード各種はとても使いやすくなった事もあり、新生【タバサゼシカ】ではこの《地這い大蛇》が主力級の活躍を見せてくれるのではないかと考えています。
 
 
 
・《エビルマージ》
 
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参考評価点:1点/5点満点中
個人的には好きなカードですが、採用は難しいですね。
就職先となる【エイトゼシカ】【コントロールゼシカ】は現状だと対応力やパワーが足りず、環境内に姿を現すところまではいかないと思います。
カードそのものを見ても、6ターン目以降にテンションスキルを強化したところでゲームに及ぼす影響は大きいとは言えず、余程環境が低速化しない限りは活躍の場はありません。
 
ゼシカの高コストユニットはやはり空振りしがちですね……。
 
 
 
 
 

レア

 
・《プチマージ》
 
f:id:WhoBlie19:20190213185141p:plain:w230:h290
 
参考評価点:4点/5点満点中
「後手1ターン目に置きにくい」という点を除けば、概ね《モーモン》より強いといって良いでしょう。顔がイラつくので4点。
現在はゼシカの特技も増え、ランダムで加わる1枚をゲームプランに組み込める可能性は高くないと言えます。
そのため何にでも入るカードではありませんが、《ロトの血を引く者》との相性も悪くない事で【アグロゼシカ】にとっては待望の1コストユニットとなりそうです。
この《プチマージ》以外にこれといった強化ポイントがないので、【アグロゼシカ】が地位を上げるかどうかは不透明ではありますね。
 
 
 
・《メイジポンポコ》
 
f:id:WhoBlie19:20190213190235p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
【タバサゼシカ】が高コスト特技+軽減特技という戦術を主として使用する場合、この《メイジポンポコ》はまさにうってつけのユニットとなるでしょう。
 
また、ゼシカを支えてきた魔法陣という地形が大きく弱体化を受けて衰退している今、しれっと持っている特技ダメージ+1も非常に有用です。
これによって、《メラ》等の0コスト特技や《イオ》を強化できるため、5/3/5というユニットを置かなければならないテンポロスを多少なり返上することが出来ます。
ゼシカが所持する5コスト以上の特技は決して多くはなく、構築や環境によっては《メイジポンポコ》の入る余地が一切なくなる可能性もあるため、評価点は3としています。
しかし、ユニットとしての単体性能は高いとみて間違いないのではないでしょうか。
 
 
 
・《魔導召喚》
 
f:id:WhoBlie19:20190213193606p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
イラストといい効果といいシャドバっぽいカードですね。知らんけど。
カード自体は正直強くありませんが、《クロックチャージ》やついにスポットライトを浴びる可能性がある《マリベル》を絡めて盤面を奪取できる特技というのが、この《魔導召喚》を置いて他に存在しないんですよね。
【タバサゼシカ】内で、嬉々として採用されている訳ではない(代役があるならそちらを採用したい程度)ものの、いざ使ったらケッコー強い。そんなカードになるイメージです。
 
他のリーダーと違い、場にユニットを複数展開したとて何かに繋がる訳でもないので、コントロール系統のデッキに対して【タバサゼシカ】がどのようにフィニッシュ手段を取っていくかも不安材料ではありそうです。
 
 
 
 
 

ノーマル

 
・《ピオリム》
 
f:id:WhoBlie19:20190213200524p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
使い道がないですね。
一見すると《タバサ》と相性が良いようにも思えますが、恐らく《タバサ》のヒーロースキルは素早く回す必要性があるスキルではないと思います。
逆に【アグロゼシカ】で《ロトの血を引く者》のヒーロースキルを回す場合は、ユニットである《ホワイトビート》の方が使い勝手が良いでしょう。
 
 
 
・《あくまのす》
 
f:id:WhoBlie19:20190213201941p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
各所できのこたけのこ論争に次ぐ規模の戦火を撒き散らしている「目玉焼きに何をかけるか論争」ってあると思うんですが。
マヨ醤油唐辛子の国の人間なんですけど、同じ方いますか?
これまで共に戦ってくれる同志を見つけた事が無くて、ずっと孤独に生きてます。コメント欄にて、賛同の手を上げてくれる方を募っています。
 
 
 
・《ハッスルダンス》
 
f:id:WhoBlie19:20190213203107p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
流石にコストパフォーマンスが悪すぎて使い物になりません。
もちろん、開発側がゼシカに回復を与えるならこのくらい使い勝手が悪くないとという事を意識した結果でしょう。
性能としてはククールのテンションスキルに毛が生えた程度ですから、これに3コストとカード1枚を使用する事はできないと思います。
 
どうしても回復カードを投入したい場合は、多少の限定性が生まれてしまう事と引き換えにしてでも、《はしりとかげ》や《メーダロード》を入れた方がまだしもマシな場合が多いと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 

アリーナ

 
 

レジェンドレア《プオーン》

f:id:WhoBlie19:20190214113210p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
このカードの5という評価点について、否やのある方はいないのではないでしょうか。
デッキを選ばない上に腐る事もないサーチ能力を持っていながら、ステータスは2コストのユニットとして基準をクリアしてしまっています。
 
特に、現在ランクマッチ、大会環境問わず蔓延っている【アグロアリーナ】の《古武道のツメ》《閃光烈火拳》コンボ完成確率を少なからず引き上げてくれるのは凄まじいと言う他ありません。
仮にこのデッキが環境や調整によって弱体化したとしても、《プオーン》が使われなくなる事は絶対にないでしょう。
既存のカードでは《ドンガラドン》《マイユ》といったコンセプト毎にキーとなるカードが控えていますし、今後カードが追加される度に可能性の輪が大きく広がっていく事になります。
 
 
 
 
 

スーパーレア

 
・《スマイルロック》
 
f:id:WhoBlie19:20190214165236p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
《モーモン》より強いという事で、とりあえず評価点は最高値で良いでしょう。
 
【アグロアリーナ】というデッキは、主力となる1コストユニットの大部分が体力1であった事で序盤の《メラゴースト》に弱く、それだけで動きが鈍ってしまうという弱点がありました。
しかし、この《スマイルロック》獲得によりその認識も改める必要が出てきています。アリーナとしてはこれが最も嬉しいでしょうね。
もちろん、テンションを溜める効果も《閃光烈火拳》との噛み合いがあり、オマケと言うには余りあるものになっています。
 
 
 
・《マッドプラント》
 
f:id:WhoBlie19:20190215120714p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
問題児です。
このカードを見て、すぐに何か凶悪なコンボを編み出そうとするプレイヤーの思考回路は至って正常ですが、しかしそこに拘泥するとこのカードの強さの本質を見失いかねないと思います。

ライバルズに限らず類似ゲームに総じて言える事ですが、有利トレードを行った後のユニットを隠すだけで盤面の形勢は一変します
これは《メラゴースト》や《ロトの血を引く者》といった「有利トレードを行われてしまった状況を最低限のコストでカバーするカード」があらゆるデッキで使われている理由でもありますね。
《マッドプラント》はこれらの除去手段を一時無力化する事が出来るため、相手の選択肢を大きく削ぎ落とせるのがまず1つの強みとなります。
 
またダメージプッシュの手段としても使えます。
特に、アリーナは史上屈指のダメージディーラーである《プラズママウス》を擁しています。たった4コストでこのピカチュウを隠されるだけで総ダメージ量はとんでもない事になる。これが2つ目の強みです。
 
もちろん、《オルゴ・デミーラ》《キラーマシン》《ビッグスロース》と言ったカード達とのロマンコンボを否定するものではありません。
あくまで《マッドプラント》が強いのは悪用されるからではなく、2という軽量コスト故に極めて汎用性が高いからである、という事が言いたかったのでした。
 
 
 
・《アームライオン》
 
f:id:WhoBlie19:20190215123302p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
明らかに可能性の塊である事から最低点はつけませんでした。しかし現在のカードプールでは
・コスト軽減/踏み倒し手段の不足
・アリーナの絶好調ユニットのパワー不足
から実用的ではないと判断します。
 
今回配布されたカード群から推察するに、開発側の意図するデッキは、この《アームライオン》を《マッドプラント》で隠すかあるいは《ヘルパイレーツ》辺りで軽減しておき、《シルバーマント》《ファイトいっぱつ》と低コスト絶好調を組み合わせてドン!!!という形なのでしょう。
しかし、現在のアリーナというリーダーはここまで迂遠な手段を取らずともゲームを決め切れるパワーを持っているんですよね。
一先ずは、記憶の隅に引っ掛けておく程度で良いカードになりそうです。
 
 
 
 
 

レア

 
・《あばれザル》
 
f:id:WhoBlie19:20190215130427p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
疑似的な除去耐性を持ち、同コスト帯とのトレードでは得をする事が出来ますが、2/3/2という絶妙に微妙なスタッツを無視して使用できる程ではない気がします。
既に挙げた《プオーン》や《マッドプラント》によって、アリーナの2コスト帯ユニットは充実の兆しを見せているからです。
《あばれザル》が個性を出せると言えば絶好調を所持している点くらいですが、頼みの綱のアリーナの絶好調シナジーは、少なくとも今弾では空振りしそうなのが悲しいですね。
 
 
 
・《勇猛果敢》
 
f:id:WhoBlie19:20190215132134p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
単純比較ではミネアの《インスピレーション》と同等以上の性能を持っていますが、アリーナには《レッサーデーモン》のように強力なテンションスキル能力がないため、実用性では大きく劣っています。
おうえん+ドロー能力という事で、どちらかと言えば《閃光烈火拳》を使用する【OTKアリーナ】の方に噛み合いがあるでしょうか。
しかし、彼のデッキも2コストの特技を詰め込む余裕はないため、採用優先度は極めて低くなりそうです。
 
 
 
・《キャットクロー》
 
f:id:WhoBlie19:20190215142246p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
追加効果まで含めてコストパフォーマンスは悪くありませんが、あまりに地味なので敢えてデッキに投入する事は無さそうという第一印象です。
アリーナで《レックス》を使用する際の可能性の提示を意図したのでしょうが、このリーダーはまだシナジーが弱すぎると思います。
基本的に2ターン目周辺はユニットを置いた方が強い事は間違いありませんし、その認識が覆るほどの武器シナジーが追加される事はないと予想して最低点をつけました。
 
  
 
 
 

ノーマル

 
・《スライムスカウト》
 
f:id:WhoBlie19:20190215144738p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
単純に1コストユニットとして考えても全く悪くないカードですが、そこは流石にアリーナ。ライバルが多いため、それを押しのけてまで採用される事は無いかもしれません。 
そうなると、やはりスライムという種族を活用する事になるのでしょう。
ただしこのカード、「ユニットカードを使う」という条件に合致しないため、《ドンガラドン》や《はなカワセミ》の効果を起動できません。つまり従来の《ラーミア》をフィニッシャーに据える【スライムアリーナ】に組み込む意義は薄いという事です。
そう考えると現段階での活躍の場は無さそうですね。
今後スライムという種族がアグロ方面に強化された場合は化けるカードでもあります。その期待をこめ、3点としました。
 
 
 
・《ファイトいっぱつ》
 
f:id:WhoBlie19:20190215143051p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
効果は面白いですが、基本的にステータスの低いアリーナのユニット達が複数体盤面に残る状況は少ないため、何も考えず投入できるカードではないでしょう。
殴る前に効果を発揮する攻撃力+1の効果と、殴った後に効果を発揮する絶好調回復の効果がチグハグな点も、運用の難しさに拍車をかけています。
後はチラっと触れた《アームライオン》と組み合わせてのバーストダメージ狙いですか。
しかしそれも、現状では必要な手順が多い割にダメージも中途半端であるという感が否めません。

そして、仮に構築を寄せることが出来ても爆発力はミネアの《力のタロット》以下でしかない。採用される事はないと考えます。
 
 
 
・《シルバーマント》
 
f:id:WhoBlie19:20190215145847p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
《ファイトいっぱつ》のユニット版のような性能です。そして《ファイトいっぱつ》と同様の理由で使用しにくい。
こちらは攻撃力アップを永続的に付与できるという違いがありますが、そもそも、その永続効果を活かせる程に場持ちの良い絶好調ユニットがアリーナに居ません。
バーストダメージを出す際のコンボ要員として使用する際にはコストの重さがネックになるため、やはり採用の余地はないと予想します。
 
 
 
 
 
 
 
 

ククール

 
 

レジェンドレア《フォズ大神官》

f:id:WhoBlie19:20190215152840p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
単純にテンポを取るカードとして非常に強力です。
重要なのはテンションスキルを変える事というよりテンションを2溜める事。変わるスキルもまず間違いなくククールのものよりは汎用性が高いです。
その上毎ターンスキルを使用できるようになるため、相手から見た除去優先度も非常に高くなります。この時点で弱い理由がないと思いますね。
 
一昔前の《リトルライバーン》を駆使するタイプのククールデッキの場合、回復効果を失ってしまうこの《フォズの大神官》は採用できなかったと思いますが、現在はククールにも優秀なユニットが複数配られ、盤面を積極的に押さえつける構築が出来るようになっています。
大方のデッキには採用されるとみて良いのではないでしょうか。
 
 
 
 
 

スーパーレア

 
・《ごくらくちょう》
 
f:id:WhoBlie19:20190215154417p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
単体性能は低くないですが、4コスト帯という激戦区に飛び込んでしまったのが運の尽きか。
《フォレストドラゴ》や《ともしびこぞう》ですら新星の《ウィングタイガー》に食われかけている現状、この程度の4コストユニットが割り込む枠はなさそうに思えます。
 
また、ククールというリーダーはその性質上、ヒーロースキルを素早く回すことが出来ないという事も向かい風になっています。
恐らく、平均的に最も速いのは《ロトの血を引く者》ですが、③まで行かなければ並のユニットとなってしまう《ごくらくちょう》にとっては、それでも遅いくらいでしょう。
 
 
 
・《ニードルラッシュ》
 
f:id:WhoBlie19:20190215155340p:plain:w230:h290
 
参考評価点:4点/5点満点中
ようやく来ましたね。ククール待望のテンポが取れる単体除去
コントロールからミッドレンジに寄った現在の【ロトククール】にとって、単体除去を欲した際に《ザキ》まで遡らなければならないのはあまりにも大きな頭痛のタネでした。
この《ニードルラッシュ》は《たたかう》を使用するだけで3コストにまで下がるため、使いやすさが段違いです。
また《王女救出》や《ブラッドレディ》、《精霊の矢》等と組み合わせることの出来るコストですので、ランダムというデメリットを補うのも難しくないと思います。
 
評価点を1つ落としたのは、今回の環境が極めてアグロ、それもウィニータイプのアグロに寄る事が予想されるためです。あまりに横並びの展開が多い場合、このカードの強みを活かすタイミングは減ってしまうかも知れません。
 
 
 
・《ウドラー》
 
f:id:WhoBlie19:20190215161553p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
《ごくらくちょう》と同じく、アイデンティティとなる③の効果に、どのようにして辿り着くかが問題となりそうですね。
到達が比較的容易な《ロトの血を引く者》を使用する場合、低コストユニットが《おおドラキー》程度しか存在しないため、引き込めなければ③の効果を活かすことが出来ません。
かといって、最も相性の良い《リンリン》と組み合わせる《勇者エイト》型となると、レベル3に到達するのが難しいというジレンマを抱えています。
 
におうだちを持っているのは明らかに強いので、活きる環境が来てほしいなと個人的には思っていますが、すぐに活躍できる訳ではなさそうです。
 
 
 
 
 

レア

 
・《プチプリースト》
 
f:id:WhoBlie19:20190215181007p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
《プチマージ》君とは生き別れの兄弟関係にありますが、ただただイラつくあちらと違い、こちらはなかなか可愛いお顔。
《たたかう》を撃った状態では1/2/3というスタッツ。レベル3に到達した際の回復効果まで含めると悪くはないため、環境に応じて【ロトククール】で見かけるカードになるかもしれませんね。
ただし、その《たたかう》を有効に使える状況でない限りは、実質2ターン目に2/3ユニットを出しているだけに過ぎず、単体でそこまで強いカードには至らない印象です。
また【ロトククール】は基本的に手札の余裕がないため、このユニットに枠を割く余裕があるのかどうかも疑問が残る点でしょうか。
 
採用、不採用は環境に合わせてというポジションに収まりそうです。
 
 
 
・《しんごんのじゅず》
 
f:id:WhoBlie19:20190215182317p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
復活というギミックは、単体性能の高いユニットを低コストで呼び出す事によってテンポとバリューを稼ぐ事に強みがあるため、復活させるユニットの物量がモノを言う《しんごんのじゅず》とは決定的に相性が悪いです。
現在では下記の《ふっかつの杖》を含め復活カードも多くなりましたが、それでもこの特技に支払う3MPを取り戻す程のアドバンテージを得られる場面は多くないと思いますね。

仮に環境が【復活ククール】の活躍に適するものになったとしても、この《しんごんのじゅず》は採用されないと予想しています。
 
 
 
・《ふっかつの杖》
 
f:id:WhoBlie19:20190215184645p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
各種アグロデッキの跋扈が予想される目先の環境では活躍の場は無さそうですが、カード単体が持つバリューとしては全カード中でも屈指のものがあります。
7コストと非常に重いものの、装備したターンに3点を出すとともにユニットを1体出せるためテンポロスは最小限に抑えられるでしょう。
また、装備後2ターン目以降はMPを消費せずに攻撃力の高いユニットを呼び出せるため、《ふしぎなタンバリン》によるフィニッシュとの相性が抜群である事もポイントが高いですね。
 
特にユニットを《オルゴ・デミーラ》以降の数種に絞ったタイプのククールデッキには、喜んで採用されるのではないかと思っています。
 
 
 
 
 

ノーマル

 
・《ケンタラウス》
 
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参考評価点:1点/5点満点中
気合いに満ち溢れた表情とオーラ。しかしあなた、生まれる時期を間違えてますよ。
《どんぐりベビー》《リトルライバーン》を主戦力とし、《福音の杖》以外に自傷手段が存在しなかったククールはもう遠い昔の存在です。
となると、この1点の使い道はほぼ無さそうに思えます。
 
あるいは、ククールでも《レックス》が使えるよという、開発からのメッセージでしょうか。
《レックス》自身のスキルはククールと相性が良くないため、シンクロ能力をちょびっとだけ活かしやすくなるという事にしか意義が見出せず、やはり無さそうです。
 
 
 
・《ミラクルソード》
 
f:id:WhoBlie19:20190215190510p:plain:w230:h290
 
参考評価点:4点/5点満点中
悪くないんじゃないでしょうか。
ククールのデッキはいずれも、《おおドラキー》に次ぐ序盤の動き不足に頭を悩ませており、この枠に入る中盤以降も腐らない低コストカードを必死で探していたと思います。
2ターン目までのほぼ全てのユニットを処理できるこのカードはその役割を充分担うことが出来ますし、《レックス》の流行を考えると回復能力も非常にありがたいものになりそうです。

また、上述したユニットカードを絞るタイプの【復活ククール】が台頭した際も、この《ミラクルソード》はマストアイテムと言えそうです。
 
 
 
・《アイアンナイト》
 
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参考評価点:3点/5点満点中
これも悪くない気はしますね。悪くないばっかり言ってますが。
再三になりますが、現在のククールはある程度序中盤の盤面を取る構成が可能です。場持ちのいい4コストのユニットから繋がり、他ユニットを守りながらバフも狙える《アイアンナイト》は5コストとして充分な性能と言えるのではないでしょうか。
 
後はやはり枠との戦いですね。反転コンボを投入する場合はまず間違いなくスペースがありませんし、【復活ククール】の場合はバフを活かせる場面が多くなさそうです。
となると、結局は「悪くない」止まりのカードとなってしまうかもしれませんね。
 
 
 
 
 
 
 
 

トルネコ

 
 

レジェンドレア《少年ヤンガス》

 
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f:id:WhoBlie19:20190215194645p:plain:w230:h290f:id:WhoBlie19:20190215194554p:plain:w230:h290f:id:WhoBlie19:20190215194731p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
今回の拡張の中でも、非常に評価が難しいカードの1つだと感じます。
3種の新道具カードはどれも性能が非常に高いものの、種と同じかそれ以上に偏った際のダメージが大きい印象です。
《弟切草》をいくら貰っても盤面に影響が与えにくいですし、どこぞのアホのようにパンを5個くらいカバンにぶち込んでしまった日には目も当てられません。
 
また、種と比べてダメージプッシュ能力が落ちてしまう事から、【レックスアグロトルネコ】等のアグレッシブなデッキタイプには投入しにくいという難点もあります。
以上の2点を鑑みて、使用できるデッキは多くないという事で評価点はかなり低めに設定しました。
 
採用される可能性が高いのは、アグロデッキを狩る事を目的としたタイプのトルネコデッキですね。
トルネコというリーダーは元来盤面制圧能力が高いため、《弟切草》や《レジェンドホーン》という新しい回復能力を手に入れた今拡張、アグロキラーとしての地位を確立するポテンシャルを秘めています。
《ロトの血を引く者》を使うのか《レックス》を使うのか、明確なビジョンは見えてきませんが、その類のデッキでの《少年ヤンガス》の輝きに期待しましょう。
 
 
 
 
 

スーパーレア

 
・《デスパロット》
 
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参考評価点:1点/5点満点中
構築レベルのカードには達しないと予想しています。
マナ効率の良い《レックス》と共に使うと強力ですが、やはり本体が脆弱過ぎる印象は拭えません。

また、【レックスアグロトルネコ】というデッキは恐らくシンクロユニットを複数種採用していく形が主流になると思います。
そうなった場合、《レックス》のスキルが回らないと性能を発揮できない、単体でのカードパワーが低いカードを徒に増やす事は出来ないため、3コストの枠も《シーゴーレム》等のカードが優先されるのではないでしょうか。
 
《少年ヤンガス》との組み合わせなども見てみたいところではありますが、実用レベルになるかは怪しいです。
 
 
 
・《ブラバニクイーン》
 
f:id:WhoBlie19:20190215230300p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
《いっかくウサギ》も《アルミラージ》もコストに対するダメージがイマイチで使われていませんが、このウサギチャンはやたら強い。
《たたかいのドラム》のナーフからこっち、トルネコというリーダーは決定力の不足が顕著であり、旧環境で【エイトトルネコ】以外のデッキタイプが頭角を現さなかった原因もその辺りにあります。
高い汎用性を持ちながらプッシュ力を底上げするこの《ブラバニクイーン》はその状況を打破する救世主になり得ますし、あらゆるトルネコデッキに可能性を与えるカードだと思います。
 
さらっと引っ付いた貫通能力もヤラシーですね。相手は当然意識せざるを得ません。
 
 
 
・《レジェンドホーン》
 
f:id:WhoBlie19:20190215234103p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
トルネコというリーダーが強大なアグロデッキを敵に回すことが出来る根拠となるカードで、全クラスを合わせても、回復カードとしての単体性能はトップクラスに高いと思います。
対アグロにおいて③の効果まで付けば、1枚でゲームを締める事が出来る程のビッグアクションになりますね。
そのためシンクロ能力を活かす事に長けた【レックストルネコ】に投入してミラーを意識した構築をするのも良いですし、更に安定感を求めるなら【ロトトルネコ】に投入しても良い。
 
正直、これまでククール以外のリーダーに対して回復カードを与える事をひたすら渋っていた開発が、今回突然このようなパワーカードを打ち出してきた事に驚いている程です。
新環境、トルネコというリーダーは《ブラバニクイーン》とこの《レジェンドホーン》のシンクロ2枚看板や、それに付随するパワーカードを多数獲得しているため、珍しくバランス調整前から安定した地位を得る事になるのではないかと考えています。
 
 
 
 
 

レア

 
 ・《おどる宝石のそろばん》
 
f:id:WhoBlie19:20190216101804p:plain:w230:h290
 
参考評価点:4点/5点満点中
カード単体として見た場合は、武器シナジーの薄いトルネコにとって、テリーの《さんぞくのつるぎ》よりも弱い程度の評価しかできません。
しかし、現状のカードプールで【レックストルネコ】を組もうと考えた場合に必須となってくる事や、今拡張で回復カードを複数種獲得してライフのカバーが出来るようになった事から、大幅に点数を引き上げました。
 
繰り返しになりますが、《レックス》を用いる場合、この《おどる宝石のそろばん》の有無がデッキ全体のパワーに大きく影響します。
各種シンクロユニットはもちろん、《かれくさネズミ》や《デスパロット》の効果起動にも関わってきますね。
何が何でもこのカードを引き込みたいため、《フラワーゾンビ》投入の形が主流になると考えています。
 
 
 
・《ソードファントム》
 
f:id:WhoBlie19:20190216120756p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
2コストのユニットとしてはかなり強い部類ですが、入るデッキを選ぶため点数は低め。
③の攻撃力をアップする効果にステルスまで付いてくるとアグロデッキに投入したくなりますが、そうなると2ターン目のプレイとして弱いのが気になります。
また同じステルスの《ドロヌーバ》の方が体力が高いため、《トンブレロ》を始めとするトルネコの強化手段と組み合わせるにはあちらの方が適しています。
盤面を握る事を想定しているアグロデッキにおいては、②の効果を活かせない場面も出てきてしまいそうに思えますね。
 
そうなると、全体1ダメージの効果に着目してミッドレンジ系統のデッキに入れるのが筋でしょうか。2コストとしてのライバルも多く、見かける頻度は高くなさそうですが。
 
 
 
・《おたからさがしのすず》
 
f:id:WhoBlie19:20190216101149p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
種を選べるくらいでないと、盤面上で得をすることが出来ないため、このカードを採用する場合なんらかのコンボ、シナジーに期待してという事になります。
しかし、現状で特技を使用した回数に比例して強化されるカードは《レッドプレデター》や《やつざきアニマル》程度しか存在せず、軸とするにはやや少ないと言わざるを得ないですね。
 
仮に僕の予想以上に《少年ヤンガス》が台頭し、1にも2にも道具カードの獲得が重要となった場合は採用されるかもしれません。
にしても強くはないと思いますが。
 
 
 
 
 

ノーマル

 
・《いやしのうでわ》
 
f:id:WhoBlie19:20190216103543p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
アグロデッキに対しては切り札と成り得るカードで、付与したユニットを処理する打点まで考慮すれば実質的な回復量は非常に大きなものになります。
ただ、このカードに枠を割く前に、《レジェンドホーン》《少年ヤンガス》の方に目が行くでしょうから、実際に採用される事はないと思っています。
 
他のリーダーであれば喜ばれたカードかもしれませんね。トルネコがこんなハートついた腕輪してたら嫌でしょ。
 
 
 
・《ケダモン》
 
f:id:WhoBlie19:20190216104230p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
まず、体力の高い速攻ユニットという時点で、種を食べさせてトレードの選択肢を増やせるトルネコとの相性は非常に良いです。
そしてこの効果。テリーの《おおありくい》と違い、自身だけに反応する効果ですが、その分攻撃の度に起動するため、放っておくと《レックス》のレベルがぐんぐん上がることになります。
出たターンに仕事をする上に、相手にとっての除去優先度が高いユニットという事です。弱い理由がありませんね。
 
ただ、流石に構築戦では《ケダモン》が除去出来ないという場面は然程多くないと思いますので、結局《レックス》を回しきるためには《おどる宝石のそろばん》等の武器を引く必要が出てくると思います。
【レックストルネコ】の数少ない弱点の1つは、その再現性がどれだけあるか。安定感がどれだけあるか、という所でしょう。
 
 
 
・《超しあわせのたね》
 
f:id:WhoBlie19:20190216111013p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
ヒーローのレベルが3になった所で、ようやく軽減された《覚醒の果実》と同じ性能ですか。
《レックス》を使用する場合、流石にそれ以上の使用感にはなりそうですが、《デスパロット》の項でも述べた通り単体で役に立たないカードを増やす事は望ましくないので、採用は非現実的でしょうね。
 
《トンブレロ》というパワーカードが1コスト後ろに控えているのもあって、残念ながらどのトルネコプレイヤーも見向きもしない事と思います。
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 
さて如何でしたか。僕は疲れました。
前半戦に過ぎないのに編集画面で2万字オーバーしていて、もう既に若干後悔してます。
 
ここまで読んでくれた皆さんも、疲れていなければこのまま後編へどうぞ。
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では。
 
 
 
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