ふびらいの伝記

デジタルカードゲームの攻略ブログ。現在はドラゴンクエストライバルズがメインです。

【DQR】第6弾「小さな希望のシンフォニー」事前カード評価~後編~

 
ちゃす。

新カード全種評価、後編となる今回はミネアピサロ共通50種を評価していきます。
 
その他リーダーのカードについては先日投稿した前編にて触れています。まだお読みになっていない方は是非。
www.whoblie19.com

 
ほんじゃあ早速行きましょう。
特に共通カードは弱くて喋る事が無い場合があります。その時は、仕方がないので鬼道を撃ちます
 
 



 
 
 

 
 
 

ミネア

 
 

レジェンドレア《リゼロッタ&ルコリア》

f:id:WhoBlie19:20190216134630p:plain:w230:h290
 
参考評価点:4点/5点満点中
活躍できるかどうかが環境に依存する分、最高点を付けるのには躊躇してしまいましたが、《勇者ソロ》から確定で4ターン目に着地できるこの事実が活きる環境はいつか必ず来ます。
デザイナーズコンボとして提供された《メタルドラゴン》との組み合わせはもちろんの事、《シーゴーレム》や《ホワイトパンサー》など、+1/+1のステータス上昇が大きく影響するユニットを複数投入しても面白いと思います。
 
なまじ《勇者ソロ》とミネアとの相性が良すぎる分、そこから離れた構築は難しいですが、ヒーローカードを変えたミッドレンジタイプのミネアデッキも実現するかもしれません。
《リゼロッタ&ルコリア》を終盤に引いた場合でも①の効果が大きなバリューを発揮してくれますし、超必中モードを絡めても強力です。
 
能力がオンリーワンで今までにない動きも可能であるため、個人的には非常に好きなカードです。
 
 
 
 
 

スーパーレア

 
・《呪いのランプ》
 
f:id:WhoBlie19:20190216142147p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
能力は基本一回きり、しかも本体が3/2/3と脆弱なため、使用する特技は同一ターン内に使える軽さで、尚且つ多少テンポを失ってでも2回使いたい特技でなくてはなりません。
【占いミネア】の《力のタロット》や《バルーンコール》がある程度その条件に当てはまるでしょうか。
とは言え、単体で何の役にも立たないこのカードを入れる程余裕のあるデッキでもありませんし、《なぞの神官》と組み合わせるくらいでないと強い動きが出来ません。
 
今後のミネアの占いカード次第では輝きを増す事が無いとも限りませんが、望みは薄いと考えています。
 
 
 
・《ホワイトパンサー》
 
f:id:WhoBlie19:20190216143616p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
効果は強力ですが、やはりコストに対してダメージが低すぎるため、単体で働かない場面が多くなる気がします。
2/4というステータスでは、基本的に自身より下のクラスのユニットとしかトレードを行えません。
そんな残飯処理のような仕事ではダメージを無効化する能力もあまり意味を持たないため、やはり噛み合いに欠けていて使いにくいという感想です。
 
上手く使うには最低限《リゼロッタ&ルコリア》を始めとする強化手段が必要不可欠でしょう。この効果はステータスが上れば上がるほどその価値も上がるので、仮に今環境で使用できなくても今後のミネアの追加カード次第では活躍の場面が出てきそうです。
 
 
 
・《メタルドラゴン》
 
f:id:WhoBlie19:20190216144405p:plain:w230:h250
 
参考評価点:4点/5点満点中
今回のミネアの目玉でしょうね。デッキからドン!系のカードは他ゲームの歴史上にも何枚か存在しますが、いずれも強力です。
この《メタルドラゴン》の場合やはり超必中モード下で出したくなってしまうテキストをしていますが、そこは5コストという重さのため簡単にはいかないか。
 
評価点を1つ落としたのはただの欲張りとも言えますが、現状では絶好調ユニットが少なく選択肢の幅が非常に狭い事、更にそのユニット達が全て《リゼロッタ&ルコリア》を経由する事を想定されているため、単体パワーの面でやや物足りなさを感じてしまう事が理由です。
この《メタルドラゴン》はにおうだちや速攻持ちといった、出たターンから盤面に干渉できるユニットを展開してこそ真価を発揮します。
しかし、そのユニットがにおうだち部門では《スモーク》、速攻部門では《デッドペッカー》と、もう少し欲を言いたくなってしまうような頼りないメンツしかいません。
 
《リゼロッタ&ルコリア》からの理想の動きが決まりさえすれば当然圧倒的な破壊力を持ちますが、その余裕がない場合に、単体のパワーの低さをどう補っていくかが課題になりそうです。
 
 
 
 
 

レア

 
・《スモーク》
 
f:id:WhoBlie19:20190216145832p:plain:w230:h290
 
参考評価点:4点/5点満点中
1/2/2におうだちはただただ素晴らしいです。自分のライフを守りながら相手の1コストユニットとトレードできます。
また《メタルドラゴン》から展開できる唯一のにおうだちユニットでもありますので、このカードを使用するデッキにはまず間違いなく採用されるでしょう。
 
その他の絶好調シナジーは期待しない方が良さそうです。
例えば《メイジバピラス》とはマナカーブ良く組み合わせることが出来ますが、この《スモーク》君、殴ると攻撃力どころかにおうだちも失ってしまいます。恐らく視認すらできない薄煙になるのでしょう。
そのため、トレード時以外には小さな壁という認識を持っておくくらいが丁度良いと思います。
 
 
 
・《メイジバピラス》
 
f:id:WhoBlie19:20190216151121p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
んー、かなりなんというかこう……惜しいカードですね。
【絶好調ミネア】には、主力となる《メタルドラゴン》をサーチする手段がないため、それをメインの役割として投入される可能性は充分にあります。
しかし、如何せん絶好調ユニットのカードパワーが低い。除去耐性は皆無なので自身で殴る事は出来ませんし、他のユニットで殴るにしても、絶好調ユニットでの攻撃は本来やりたくないアクションであることが多いと思います。《スモーク》の項でも触れましたが。
《デッドペッカー》とだけは少し相性が良いですが、《メタルドラゴン》からこの2体のユニットがセットで出て来る事を想定するのは些か都合がよすぎる。
 
そう考えていくと、この2/2というステータスの弱さが浮き彫りとなってしまうだけのような気がしなくもありません。惜しい。
 
 
 
・《恋人のタロット》
 
f:id:WhoBlie19:20190216151838p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
大幅な軽減やコスト踏み倒し手段が登場しない限り流石に使えないですね。恐らくは《メタルドラゴン》から繋げというメッセージなのでしょうが。
アリーナの《ファイトいっぱつ》等もそうなのですが、絶好調に戻す効果と攻撃力アップの効果は相性が悪いです。自軍ユニットが何ターン生き残る事を想定しているんだって話になってしまいますので。
 
しかしこのゲームの全体バフ、何故こんなにも弱いんでしょうか。いや、こんなにも弱いのはまだ良いとして、だったら何故《ジュリアンテ》というカードが最初期から存在してるんでしょうかね。
 
 
 
 
 

ノーマル

 
・《二者択一》
 
f:id:WhoBlie19:20190216152452p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
さあ、決めてくれ。
マナカーブを整えられる能力によって安定性を増すためのカードですが、ミネアというリーダーは概して特技を増やすと安定性が落ちます
大体プラマイゼロ、1コスト払う分むしろマイって事で、採用に足るカードにはならないと感じます。
 
 
 
・《チャネリング》
 
f:id:WhoBlie19:20190216153523p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
《呪いのランプ》と同様のコピー能力ですが、より手っ取り早い上にコンボなどへの応用力もあるため、将来性を感じるカードです。
パワーの高いカードをコピーしてバリューを稼ぐ使い方でも良いですし、《力のタロット》などバーストダメージに繋がるカードをコピーしてコンボ要員としても良い。
 
しかし当然万能ではありません。コピーする対象を選べないので、デッキに採用する占いカードをある程度以上絞る必要があるのです。
つまり、従来の【占いミネア】等に適当に突っ込んで活躍できるようなカードではないという事ですね。
構築力が問われます。僕には無理そうです。
 
 
 
・《幸運のおまもり》
 
f:id:WhoBlie19:20190216154229p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
コストパフォーマンスが悪いですね。やはりこれも《リゼロッタ&ルコリア》を前提とされている気がしてなりません。
 
また、絶好調回復の効果も、ミネアというリーダーでは使いづらい印象です。
テリーなどの絶好調ユニットと違い全体的に小粒であり、絶好調を複数回用いて大きな影響を及ぼしそうなカードが《ホワイトパンサー》程度しかないため、やはりこの特技を強く使える場面は極めて少ないと思います。
ミネアの新カードが成功するかは偏に《メタルドラゴン》の双肩にかかっているか……と、そんなかんじ。
 
 
 
 
 
 
 
 

ピサロ

 

レジェンドレア《プチターク》

f:id:WhoBlie19:20190217110651p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
デッキの邪魔をしないので全く採用されないという事はないと思いますが、強いかと言われると……。
まずはサーチの方の効果。カードプールを漁ってみた方は分かると思いますが、まともなカードが新しい《ヘルバオム》程度しかないため、選択肢を持てません。実際に使用する際には《ヘルバオム》とセットでどうなのか、という観点で考える事になると思います。
 
また、この死亡時効果の全体1点が大きく評価されている事には驚きました。
最序盤においては《レックス》を使用するデッキの1コスト武器で簡単に取られるステータスですし、《たたかう》も天敵になるため、見かけ以上にこの効果が活きる場面は少ないと考えています。《メラゴースト》とは相討ちに持ち込めますが。
また、《闇への供物》と組み合わせたり、中盤以降に使用する場合、1点を活かすには何らかのダメージ補助手段が必要になってくるのではないでしょうか。そして、それはピサロに最も不足しているものでもあります。
 
以上の点を踏まえると、恐らくこの《プチターク》が採用圏内となるのは【ロトランプピサロ】程度ですかね。
MP加速手段が豊富なこのデッキであれば早期に《ヘルバオム》を使うことが出来ますし、《ロトの血を引く者》がダメージ補助手段として使用できます。
評価点は2点としましたが、今後のピサロの追加ユニットによっては存在感を増す可能性を持ったカードでもあります。
 
 
 
 
 

スーパーレア

 
・《ピサロのてさき》
 
f:id:WhoBlie19:20190217113055p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
良いですね。【ランプピサロ】というデッキ、これまでは2コストユニットとしてまともなカードが存在しなかったため、【エイトピサロ】のように序盤の盤面を誤魔化す戦い方が難しいという弱点がありました。
この《ピサロのてさき》は相手の低コストユニットとのトレードで盤面を取ることが出来ますし、もちろん《闇への供物》との相性も良い。
 
同コスト帯のユニットの基準ステータスが2/3である分、1対1のトレードで安易に盤面を取る事はなかなか出来ないかもしれませんが、それも《ロトの血を引く者》や《メラゴースト》でカバー可能でしょう。
 
 
 
・《地獄への生贄》
 
f:id:WhoBlie19:20190217121043p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
第一弾から存在する《破滅への導き》というカードと同様の効果で、1枚分多くカードアドバンテージを稼ぐことが出来ます。
現行の【ランプピサロ】に1枚差しておく程度の使い方でも全く悪くないカードです。
 
ただ、真骨頂を見せるのは今後強力な死亡時効果を持つ軽量ユニットが追加されたときか。
《闇への供物》というカードがずっと存在している以上、開発側もその手のユニットの追加には非常に慎重になっていると思いますので、あまり期待しない程度で2点に近い3点という評価にしておきます。
 
 
 
・《ヘルバオム》
 
f:id:WhoBlie19:20190217122528p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
効果は強力ですが、そのスタッツ故に入るデッキを選ぶカードになってしまっています。
4という体力のため、各リーダーの除去力が高い構築戦においては相手盤面を全壊させるくらいでないと殆ど得する事が出来ません
また相手の盤面に1体以上体力の高いユニットがいると、対象がランダムである事から信用を置きにくいユニットになってしまいます。
 
【エイトピサロ】等はこのような中途半端なリアクションカードを必要としないため、やはり《プチターク》とセットで【ロトランプピサロ】に採用されるかどうかという程度になってしまう気がしますね。
MP加速によって相手の盤面の合計スタッツが育ち切っていない状態で出す事が出来れば、相手盤面を壊滅させて8という攻撃力を押し付ける事が出来ます。
後は【ロトランプピサロ】が環境内でどれだけやっていけるか。アグロ系統のデッキが予想通り猛威を振るった場合は……厳しそうに思えます。
 
 
 
 
 

レア

 
・《闇の咆哮》 
 
f:id:WhoBlie19:20190217124201p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
ピサロが今回獲得したカードを見渡しても、絶好調には期待できそうも無いので、単純に-3/-3という除去効果を評価する事にします。
 
まず、ピサロというリーダーはランダムという効果を非常にカバーしにくいです。
序盤に使用する分には良いものの、中盤以降で細々としたユニットを掃除する手段に乏しいため、取られた盤面を取り返す手段としてこの《闇の咆哮》は使い辛くなってしまっています。
また、序盤・中盤・終盤を総合した使用感として《死への誘い》に大きく水をあけられてしまっている事も悲しいですね。
 
採用率は非常に低いものになると予想しています。
 
 
 
・《ストーンビースト》
 
f:id:WhoBlie19:20190217125634p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
《シーゴーレム》という強烈なライバルさえいなければ威張り散らす事が出来たのですが……。
相手リーダーを殴れない事は比較的どうでも良いものの、絶好調が解除されるとにおうだちも解除されるため、自分からトレードが出来ず相手にトレードの選択権を完全に与えてしまうことになります
この影響が大きい分、《シーゴーレム》より優先される事はないと予想していますがどうなるでしょうか。
 
後は、におうだち4枚体制でアグロ耐性を向上させる構築が果たして存在するかどうかですね。
【ランプピサロ】というデッキの3コスト帯は、他にも《つかいま》《メイデンドール》《とげこんぼう》といったカードがひしめき合っているため、このカードの居場所が存在するかは怪しい所です。
 
 
 
・《フライングデス》
 
f:id:WhoBlie19:20190217185914p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
ピサロには珍しく非常にトリッキーなカード、かつ効果の使い道も多く強力です。
使い方は大きく分けて
・コストが軽減されたユニットに使用し、実質的な踏み倒しを行う。
・出たターンに仕事の大部分が終了したユニットや、有利トレードを行った後のユニットに使用する。
・強力な死亡時効果を持つユニットに使用する。
と3通り程あるでしょうか。
 
現在のカードプールで最も相性が良いのは《ホークブリザード》だと思いますが、あのカードを強く使える【エイトピサロ】には他の5コストユニットが殆ど存在しませんし、《フライングデス》+5コストユニットに枠を割ける程柔軟なデッキでもありません。
と考えると現在の構築に採用されてどうこうというよりは、今後カードの増加に比例して価値を高めていくカードと言えそうですね。
登場するのが少し早かった。フライングです。
 
 
 
 
 

ノーマル

 
・《タップデビル》
 
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参考評価点:1点/5点満点中
どんなデッキに採用しても、脆弱なスタッツを補える程の働きはしないように思えます。
誰もがパッと思いつくのは《魔界の磁場》のサーチですが、【磁場ピサロ】というのは、盤面を取り返す能力に欠けるというピサロの弱点をそのまま具現化したようなデッキですので、新環境で3/2/2を呑気に出している暇があるかは非常に疑問です。
《魔界の磁場》を確実にサーチできるような構築を組むよりも、【エイトピサロ】の基盤を転用し、おうえんユニット等で序盤からボードを作って磁場が引けなくてもダイジョーブという型にした方が安定感が増すのではないでしょうか。
 
ピサロの3コスト帯は前述の通り激戦区です。それも踏まえ、最低の評価点を付けました。
 
 
 
・《魔王の鼓舞》
 
f:id:WhoBlie19:20190217194727p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
個人的には、場持ちの良いユニットを複数種獲得したテリー以外の「絶好調に戻す」効果は全コケすると思っています。
 
ピサロナイトを出す効果に関しては、単純に使ってもバニラユニットクラスの性能しかないため、《魔界の磁場》前提と言った感じですね。
その頼りの綱たる【磁場ピサロ】も、おうえんユニットやリアクションカードの優先度の方が高いため、結局は採用されないのではないかと思います。
新しく《ピサロのてさき》や《暗黒の縛鎖》等、噛み合いも良くパワーの高いカードを獲得し、デッキ全体の完成度も高くなっているため、ただピサロナイトを出すだけのこのカードはデッキについていけない予感がします。
 
 
 
・《暗黒の縛鎖》
 
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参考評価点:4点/5点満点中
新環境におけるピサロの使用ヒーローは、《ロトの血を引く者》や《勇者エイト》、はたまた《タバサ》等様々な可能性がありますが、どれを使用したとしても除去特技として常に選択肢に入ってくるのがこの《暗黒の縛鎖》です。
平均的には恐らく4コスト辺りで使うことになると思いますが、中盤までの殆どのユニットに対して確定除去として打ち込めるため、デッキ内にスペースさえ空けることが出来れば確実な活躍が見込めます。
 
《死への誘い》や《メイデンドール》はもちろんこれからも活躍してくれるでしょうし、今回獲得した《闇の咆哮》や《暗黒の縛鎖》を含め、ピサロのリアクションカードもなかなか贅沢になってきましたね。
 
 
 
 
 
 
 
 

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レジェンドレア

 
・《レックス》
 
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f:id:WhoBlie19:20190218000040p:plain:w230:h290f:id:WhoBlie19:20190218000106p:plain:w230:h290f:id:WhoBlie19:20190218000126p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
まあ、ヒーローは5点ですわ。
恐らく、自身の持つバリューは全ヒーロー中でも最も低いと言えるでしょう。何しろ、レベル3に到達するまでに2点ダメージとテンション計+2しか行いません
しかし、脅威の本体0MPに加え、各レベルの達成条件が非常に緩いため、シンクロ能力持ちユニットとの相性が非常に良い事が高く評価されています。
特にテリーの《さんぞくのつるぎ》、トルネコの《おどる宝石のそろばん》との組み合わせは凄まじく、最速で3ターン目には《プチヒーロー》《ゆうれい》等のシンクロユニットを最大バリューで着地させることが出来ます。
恐らく大方のプレイヤーの予想通り、【レックスアグロテリー】と【レックスアグロトルネコ】は新環境で大きく活躍する事でしょう。
 
弱点になり得るのは、やはりキーカードが引けなかった際のデッキパワーの落差ですね。
レベル3に到達するまで、スキルに1コストも支払わなくて良いというのは大きな強みですが、裏を返せば《ロトの血を引く者》のように自らの意思でレベリングが出来ない場面も少なからず訪れてしまうという事になります。
各種武器カードが引けなかった際、《レックス》だけでなくデッキに複数枚投入したシンクロユニットも同時に沈黙してしまう。《レックス》を採用したアグロデッキを用いるプレイヤーは、この部分をどうケアしていくかがポイントとなるのではないでしょうか。
 
 
 
・《タバサ》
 
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f:id:WhoBlie19:20190218002208p:plain:w230:h290f:id:WhoBlie19:20190218002235p:plain:w230:h290f:id:WhoBlie19:20190218002259p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
ヒーローは5点です。はい。
リーダーを選ぶ《レックス》とは対照的に、この《タバサ》は未来まで含めるとどのリーダーが使用してもおかしくない性能をしています。
 
MPを回復する効果は、2回発動するためヒーローに1コスト支払う分を差し引いても+1、レベル2のドロー効果もヒーローの分を差し引いて+1。
単純極まりない計算ですが、これだけ見ても得しかないヒーローですし、その後の特技回収効果はリソースの面で考えれば無限です。レベルアップに必要な条件もデッキ構築を多少寄せれば決して厳しくありません。
 
今環境に限定した場合、やはり注目株となるのは【タバサゼシカ】でしょう。
リソース回復能力がアップした事で《クロックチャージ》《マリベル》を用いてコスト以上の動きをする事が現実的になっていますし、デッキにマッチする《妖精ベラ》《地這い大蛇》等のパワーカードも獲得しています。
環境内でどの程度の立ち位置に収まるか。刮目しましょう。
 
 
 
・《わるぼう》
 
f:id:WhoBlie19:20190218003605p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
弱いですね。効果がテンポ、カード、ライフと言った各種アドバンテージに一切直結しません。
また、《ラーミア》や各種OTK等の、特定のコンボデッキに対するメタカードとして採用するにも問題が多すぎます。
そういったコンボデッキが環境内に数多く存在する状況でないと価値を見出せない上、効果自体も不確定が過ぎるため自身に最低限のステータスが無いととても運用できないのです。

《ふくぶくろ》や《魂の写し身》等と組み合わせてライブラリアウトを狙う【ミルミネア】は目新しくて面白いですが、《わるぼう》自身がレジェンドカードのため安定性に欠けますし、このデッキ自体、極端なコントロール環境でないとチャンスを見出せないデッキです。
 
このカードが好きなプレイヤーがいるのはとてもよく理解できます。しかし残念ながら、強い要素は一つもありません。ネタカードのまま一生を終えると思います。
 
 
 
・《ラプソーン》
 
f:id:WhoBlie19:20190218005924p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
こちらは《わるぼう》とは違い、弱い要素はありません。しかし、何に入るのかと言われると言葉に詰まってしまうカードです。
基本的に、この手の「弱い事は書いてないけど……」という程度の、シナジーの無いカードは、デッキコンセプトがしっかりしていればしている程弾き出されてしまう傾向にあります。彼のDr.4《オルゴ・デミーラ》でさえ、調整前の【占いミネア】を始め採用しないデッキが幾つか存在する程です。
 
また、シナジーが無い=単体でのカードパワーに期待して投入するカードであるにも関わらず、強い状況が限られる事も問題です。
飛び道具の持ち合わせがあるリーダーに対してはポンと置いても3/3にしかなりませんし、効果の発動や攻撃にタイムラグが発生してしまう場面も少なくありません。
 
相手の盤面に氷塊を残すことが出来る【氷塊ゼシカ】は数少ない「シナジーを持つデッキ」ですが、この程度の強化で環境内に姿を現す程になるかはまた別です。
6弾実装後、環境が進むにつれて見なくなってしまうカードだと予想しています。
 
 
 
・《ザンクローネ》
 
f:id:WhoBlie19:20190218012208p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
5コストにして、理論上は際限なく攻撃力の上がっていくユニットですので、何らかの手段で速攻を付与できれば強力なバーストダメージとなり得ます。
なり得るのですが、問題の攻撃力アップが相手のデッキタイプに依存するため、あまりに不安定と言うしかありませんね。
 
今環境も今後も、闘技場専用のカードとなってしまいそうです。悲しい。いつか龍紋鬼灯丸を見せてほしい。以上です。
 
 
 
 
 

スーパーレア

 
・《フラワーゾンビ》
 
f:id:WhoBlie19:20190218093417p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
サーチ先の武器は限定的ではありますが、特定のデッキには採用されそうです。
特に《レックス》を使用するにも関わらず、味方リーダーの攻撃手段に乏しいトルネコ等にとってはとても重宝するカードになるのではないでしょうか。
 
また、テリーの《兵士長の剣》やククールの《福音の杖》等、デッキコンセプトによってはキーとなるカードもサーチの対象にすることが出来ます。
これも活きる時が来るかもしれません。
 
 
 
・《プチヒーロー》
 
f:id:WhoBlie19:20190218104240p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
《プチマージ》君と《プチプリースト》君の兄です。シンクロによって徐々にステータスを上げていきます。
一般的なヒーローを用いた場合、レベルアップにコストを要するため、中盤以降に多少高いステータスのバニラユニットを展開するだけの《プチヒーロー》は採用圏内には入ってこないと思います。
やはり《レックス》デッキ専用カードという事になりそうですね。
《レックス》を用いれば最速で3ターン目には4/4になって殴り掛かることが出来ます。コストを使用しない分、単純なステータスアップが強力に作用すると思います。
 
 
 
・《メドーサボール》
 
f:id:WhoBlie19:20190218110413p:plain:w230:h290
 
参考評価点:4点/5点満点中
新キーワードのシンクロ能力ですが、職業カード共通カード問わずパワーの高いカードが多く、それらをリーズナブルにサーチできる《メドーサボール》の存在は大きいものになりそうです。
 
《レックス》を使用するアグロデッキは盤面上のステータスが大きくものを言うため2/2のこのユニットはやや力不足ですが、その代わりサーチ能力はタダ同然で使用する事が出来ます。
《レジェンドホーン》等、特定のマッチアップで引き込みたいカードが存在するトルネコデッキにも良さそうです。
 
ステータスの問題で何にでも入るわけではないため最高点を付ける事は出来ませんが、シンクロを利用するデッキの安定感を底上げしてくれるカードだと思います。
 
 
 
・《ムーンフェイス》
 
f:id:WhoBlie19:20190218111915p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
お、いつか使われるかも……! みたいな可能性を感じるメタカードが結局いつまでも使われないという例をいくつも見てきたので、今回は騙されません。 
一度レベルを下げた事によって再度上げる事が不可能、あるいは困難になるデッキにしか効果を発揮することが出来ないというのが問題点です。
そんな不安定なヒーロー、あるいは構築が今後環境を席巻する可能性は低いのではないでしょうか。
 
また、仮にこのカードが有効な環境がやって来たとしても、流行すればする程、構築やプレイで対策されやすいタイプのテックカードであるため、ゲームを左右する存在になる事は間違いなく無いと思います。
以上が最低点を付けた理由です。
 
 
 
・《ネクロマンサー》
 
f:id:WhoBlie19:20190218113213p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
相手リーダーの回復を封じる事によって勝利を引き寄せられるのは各種アグロデッキですが、そこに採用するカードとして5/4/5というのは重すぎ、弱すぎです。
 
ユニットの回復も封じることが出来るため、特定のカードやククールデッキに対して嫌がらせをする役割も持てそうですが、しかし回復を封じた事で盤面を取れる状況というのはあまりに限定的と言わざるを得ません。
使用できる環境が来るとは到底思えないカードですね。
 
 
 
・《スカイドラゴン》
 
f:id:WhoBlie19:20190218114104p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
絶好調を使用するリーダーはテリアリミネピサです。1つずつ見ていく事にしましょう。
テリーは場持ちの良いユニットが多いためこの中ではまだマシですが、よりライフプッシュ能力の高い構築にしたい以上、このカードに枠を割く余裕は無さそうです。
アリーナは小型絶好調ユニットを並べる戦術を推奨されているため相性が良いですが、テンションスキル自体は最も弱いため採用する意味は薄いと言えます。
ミネアにおいては《メタルドラゴン》とコストが被っているのが痛いですね。前後のターンを想定しても着地させるタイミングが無いと思います。
殴る事を前提とする場合ピサロの絶好調ユニットは恐らく最弱クラスです。どのようにしてこの《スカイドラゴン》を使用するのか見当もつきません。
 
弱いという程のカードではありませんが、見かける事は無さそうですね。
 
 
 
 
 

レア

 
・《プチファイター》
 
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参考評価点:4点/5点満点中
《レックス》アグロデッキ専用カードです。他のヒーローを用いる場合パワーが低すぎるため、選択肢に入ってくることはないと思います。
存在する速攻持ちユニットの中で最もコストが低いため、トルネコの各種強化手段や、《たけやりへい》、テリーの《だいぼうぎょ》といったカードとの相性がこの上なく良い点が強みです。
 
トルネコデッキにおける《ファーラット》の使いやすさを考えていただければ分かりやすいでしょう。
レベル3まで到達しなければならないというのがネックではありますが、単体でも十分トレードやダメージ手段として運用することが出来ます。
 
 
 
・《エビルアップル》
 
f:id:WhoBlie19:20190218115836p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
アグロデッキに投入して都合の良いドローをした場合は流石に強いですが、基本的に2/1というステータスのユニットがカード1枚分の働きをしてくれる事は稀です。
このステータスのカードは、環境内を見渡しても、アリーナの《かくとうパンサー》など追加効果がデッキに噛み合って初めて採用される程度です。
 
また、最序盤で引き込めないとどうしようもない程に弱いという明確な弱点もあります。
ウィニー戦術が取りやすく《孤軍奮闘》も所持するテリーや、どれだけ弱くても盤面にユニットが残る事が重要なトルネコとの相性は悪くありませんが、これらのデッキにおいてですらも結局は抜けてしまうのではないかと考えています。
 
 
 
・《スモークグール》
 
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参考評価点:1点/5点満点中
鬼道を撃つか迷いました。
せめて《つちわらし》と同様にコピーであればいくらか悪用の方法もあったというものですが、単なる2/1では相手にプレッシャーを与える事が一切できませんし、除去も容易です。
 
闘技場ですらあまり取りたくない程度のパワーですね。
 
 
 
・《ゆうれい》
 
f:id:WhoBlie19:20190218130804p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
《レックス》を採用してまでレベル3への到達を急ぐ、その理由の1つとなるカードです。
ステルス+2回攻撃が相手にとってどれ程の脅威となり得るかは説明するまでもないでしょうし、早ければ3ターン目、4ターン目にもその脅威が襲ってきます。
 
使用されるリーダー、特にトルネコの《トンブレロ》や種との相性は抜群であり、テリーも《たけやりへい》や《だいぼうぎょ》で強化することが可能です。
単体でも《シーゴーレム》と相討ちに持ち込めるなど、特に大きなリスクの存在しないカードですので、シンクロアグロデッキ各種には確実に採用されてくると予想しています。
 
 
 
・《はしりとかげ》
 
f:id:WhoBlie19:20190218131152p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
待望の共通回復カードですが、確実な回復量は3点と少ない上、トリガーがヒーロースキルである事から、リーサルターン周辺においては相手から見た除去優先度があまり高くならない可能性があります。
《キースドラゴン》や《レジェンドホーン》と違いボードに強力なユニットを配置しながら回復が出来るわけでもないため、予めボードを制圧した状態でないと充分な効力を発揮できません。
 
それを考えると、職業カードに回復カードが皆無なゼシカ等のリーダーがどうしても回復カードを採用しなければいけない時のみ、注目されるカードだと思います。
全く可能性が無いわけではないという事で評価点は2とします。
 
 
 
・《デスセイレス》
 
f:id:WhoBlie19:20190218132215p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
何度か述べましたが、「絶好調に戻す」という効果は恐らくテリー以外では使い物になりません。
《デスセイレス》というカードもその例に漏れず、少なくとも今環境では実質テリー専用カードのような立ち位置になると思います。
 
ただし、その【絶好調テリー】においては中々強力なカードとなるかもしれません。
主力となる《ケムケムべス》や《ブルサベージ》のステータスを押し付けていくミッドレンジタイプのデッキですので、それらを絶好調に戻す事で大きな打点に繋がります。
本体も4/5と素晴らしいスタッツを持っているため、デッキ内のどのカードと組み合わせても充分強い動きが可能です。
 
問題は4コスト帯が膨れる傾向にある事でしょうね。《グレイグ》と《ブルサベージ》を当確とすると、その下には《オルゴ・デミーラ》、対アグロの駒として《シールドオーガ》や《たてまじん》も選択肢に入ります。
これらを押しのけてまで《デスセイレス》を採用するかは……実践してみないと分からない所です。
 
 
 
・《ファントムシャドウ》
 
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参考評価点:2点/5点満点中
《レックス》デッキ等、におうだちに対して対抗策の無い一部のアグロ系統に対しては頼もしい防壁となる事が出来ますが、やはり7コストと重いのが絶妙に使い辛いです。
軽減手段等を用いず、単体としてデッキに採用するのは現実的でないと感じます。
 
カードプールにこのカードが追加された事で、《超しあわせの杖》等のランダム効果に与えられる変化は注目に値します。
特に旧環境で様々なドラマを生み出して来た《もみじこぞう》+《超しあわせの杖》で登場する7コストのユニットとしては、ライフを守る能力が最も高いと言えるでしょう。
 
 
 
・《まおうのかげ》
 
f:id:WhoBlie19:20190218141254p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
ステルスを持つ7点ダメージ。ライフプッシュ手段としては魅力的ですが、これだけではやはりコストパフォーマンスが良いとは言えず、精々闘技場レベル止まりのカードだと思います。
また、何かと組み合わせるには少々コストが重すぎるため、そういった方向での利用も厳しそうです。
 
 
 
 
 

ノーマル

 
・《がいこつへい》
 
f:id:WhoBlie19:20190218144528p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
 
散在する獣の骨! 先塔・紅晶・鋼鉄の車輪
動けば風 止まれば空 槍打つ音色が虚城に満ちる!
 
破道の六十三『雷吼炮』!!!
  
 
 

・《とげぼうず》
 
f:id:WhoBlie19:20190218142619p:plain:w230:h290
 
参考評価点:5点/5点満点中
ライフプッシュ手段としては2/2の一般的な1コストユニットと同等かそれ以下の性能しか持っていませんが、特筆すべきはそのトレード力です。
殆どの2コストユニットと1対1交換が出来る他、アグロ同士のマッチアップで展開される《おおありくい》《ケダモン》と有利トレードを行う事も出来ます。
 
絶好調持ちですのでもちろん《おおありくい》や《ブルサベージ》、《メタルドラゴン》と組み合わせても良いですね。
汎用性が高く、今後多くのデッキで見る事になるカードでしょう。
 
 
 
・《ドラゴスライム》
 
f:id:WhoBlie19:20190218150525p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
絶好調ユニットが盤面に複数体残る状況の少なさを考えれば、全体を絶好調状態にするカード群よりも、これくらい小回りの利くカードの方が使い勝手が良いかもしれませんね。
2コストユニットとしてのステータスは持っているので、1コストの《おおありくい》や《とげぼうず》から繋げる事で最低限の仕事はする事が出来ます。
 
ただ、やはり絶好調に寄せるデッキがテリー、次点でミネア程度しか存在しないと思いますので、お世辞にも活躍の場が広いとは言えません。
 
 
 
・《ポイズンリザード》
 
f:id:WhoBlie19:20190218151946p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
このゲームにおける毒というステータスはとにかく弱いです。
絶好調持ちではありますが、このユニットにまでお鉢が回ってくる程絶好調を詰め込みまくるデッキは存在しないでしょう。
 
 
 
・《デッドペッカー》
 
f:id:WhoBlie19:20190218152330p:plain:w230:h290
 
参考評価点:3点/5点満点中
単体としてのカードパワーは低いですね。
せめて絶好調時の打点が3あれば、弱めの《プラズママウス》としてアグロデッキ各種に採用される程度にはなったかもしれませんが、2点となると強い場面があまりに少ない。
 
それでも評価点3という点数を付けたのは、現状絶好調持ちの低コスト速攻ユニットがこの《デッドペッカー》しか存在しないからです。
特に《リゼロッタ&ルコリア》《メタルドラゴン》を使用する【絶好調ミネア】にとっては、即座に盤面に触れられるカードは非常に貴重な存在ですので、いくらパワーが低いとはいえ採用せざるを得ないのではないかと思います。
 
 
 
・《ブチュチュンパ》
 
f:id:WhoBlie19:20190218160640p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
これは他のテックカードとは違い、環境に応じて採用される可能性を十分に持っているユニットです。
何らかのメタカードをデッキに採用する場合、低コストで使用できるかどうかは大きな評価要素となります。《ブチュチュンパ》の場合ステータスも及第点程度のものを持っているので、完全な死に札となる事もありません。
 
【絶好調テリー】【絶好調ミネア】といったデッキがどこまでやれるのか次第ではありますが、心に留めておいて損のないカードだと思います。
 
 
 
・《ごうけつぐま》
 
f:id:WhoBlie19:20190218161121p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
トレード能力が高いため、闘技場では広く活躍できるカードではありますが、構築レベルにはなれない印象ですね。
 
彼もまた、生まれる時代を間違えてしまったユニットです。
《亡者のひとだま》全盛期に存在していれば、全てのプレイヤーに頼りにされていただろうに……。
 
 
 
・《プレミアムスライム》
 
f:id:WhoBlie19:20190218161401p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
 
千手の涯
届かざる闇の御手 移らざる天の射手
光を落とす道 火種を煽る風
集いて惑うな 我が指を見よ
光弾・八身・九条・天経 疾宝・大輪・灰色の砲塔
弓引く彼方 皎皎として消ゆ
 
破道の九十一 “千手皎天汰炮”




・《ヘルパイレーツ》
 
f:id:WhoBlie19:20190218163217p:plain:w230:h290
 
参考評価点:2点/5点満点中
現在のカードプールでは特に何もしない予感がしますが、将来性は感じます。もちろん、「絶好調」というキーワード能力が使い捨てにされなければ、という注釈付きですが。
 
デッキ、手札の全てを1ずつ軽減する性能ですので、特定のカードのコストを下げるというよりは、デッキに多数詰め込んだ軽量絶好調ユニットを全て下げる、という使い方が有力ですね。
その戦法が取れるのは恐らくアリーナとミネア
しかしミネアにおいては《リゼロッタ&ルコリア》《メタルドラゴン》と、理想とする4ターン目以降の動きが決まっているため、この《ヘルパイレーツ》をプレイするタイミングが無さそうです。
また、アリーナについては前編でも触れましたが、今一つ絶好調を基盤とする際の決め手に欠ける上、それよりも強い《閃光烈火拳》という切り札を既に持ってしまっています。
 
発表から物議を醸していたカードの1つですが、活かす構築を組み上げるのには難儀しそうですね。
 
 
 
・《ドラゴンベビー》
 
f:id:WhoBlie19:20190218164020p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
露骨なアリーナメタ。
ここまで特定のリーダーやカードに寄せた対策をするのであれば確実にぶっ刺さないとなりませんが、実際はそうはいきません。
アリーナには《ほのおのせんし》という壊れユニットが存在するからです。
 
残念ながら、使い道はなさそうです。
 
 
 
・《エメラルドーン》
 
f:id:WhoBlie19:20190218165154p:plain:w230:h290
 
参考評価点:1点/5点満点中
鬼道レベルですね。
一般的なでかいにおうだちユニットであればまだしも、レベル3まで到達しなければコスト以下の働きしかしないため、重いくせに7ターン目に出せるか分からないという、救いようのないユニットになってしまっています。
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
如何でしたか。僕は疲れました。

前編に比べると5点満点のカードが少なくなりましたね。ピサロの職業カードでは《ピサロのてさき》のみ、ミネアに至っては0です。
これがそのまま環境内での立ち位置に影響するという訳ではありませんが、特にこの2リーダーはアグロデッキの大行進にやや押される形となってしまうかもしれません。
 
 
という事で、これで『小さな希望のシンフォニー』収録の全カード、評価終了となります。
なりますが、僕の事前予想はこれで終わりではありません。
カード評価の総括と共に新環境考察及び予想tier表の記事をアップしていますので、良ければそちらも読んでいただければと思います。
 
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