勇者杯夏オフライン予選、参加された方はお疲れ様でした。
というわけで7月22日に実施されるナーフ内容と新環境考察やっていきましょう。
今回、何故かメンテナンス実施まで内容が公開されないブロガー駆逐仕様がとられているため、メンテナンスの約2時間半で記事を書き上げなければならないというミッションが発生しました。
駆け足で行きまっせ。
Nerf1.《アカリリス》
現在の環境、シンプルに最も強いデッキは、間違いなく【床アリーナ】であると言えるでしょう。
若干の不利マッチこそ存在するものの、大きな相性差は発生せず、逆に有利な相手にはとことん有利を取ることができます。
今回、その【床アリーナ】の爆発力の根源である《アカリリス》に、ついに大幅な修正が加えられました。
去年の勇者杯夏、《マイユ》型の【床アリーナ】で思うままに暴威を振るった《アカリリス》が、1年越しの夏に再び姿を現して弱体化を受けるというのも、何か因縁めいたものを感じますね。
5→7というコスト修正は、【床アリーナ】というデッキにとっても《アカリリス》というカードにとっても致命的でしょう。
相手の盤面を処理しながら顔に大きなダメージを与えるという、このデッキの最もオーソドックスで強い動きを行えるターンが大幅に遅くなりました。
また、フィニッシュ手段の一つであった《ファイトいっぱつ》との組み合わせも非現実的になってしまっています。《プオーン》からの《古武道のツメ》サーチが出来なくなるのも大きな打撃だと思います。
ひとまずこのデッキは姿を消すか、大きく形を変えることになると予想しています。
Nerf2.《ホワイトビート》
《勇者姫アンルシア》を使用するアンルシアデッキ各種の調整案については、コミュニティの間でも様々な議論が交わされていました。
《破邪の秘技の会得》を調整する、《破邪の秘技:勇者の盾》を調整する、破邪の秘技の仕様そのものを変更するなど…。
そして、その中で開発側が選択したのは、《勇者姫アンルシア》の良き相棒として必ず採用されている《ホワイトビート》に手を加えるというものでした。
この体力の低下値も非常に大きいと感じます。
アンルシアデッキの強力な動きの一つとして、《破邪の秘技:勇者の盾》を使用して、展開した《ホワイトビート》の除去耐性を上げて盤面に残すというものが挙げられます。
今回の調整で、その動きをした際《ホワイトビート》の除去に必要なダメージが5から3に低下しています。
《ブラッドレディ》、トルネコの《痛み分けの杖》や《火炎草》…あげればキリがないほど、除去手段が増えているのは明白ですね。
《勇者姫アンルシア》自体は依然強力なヒーローであるため消えることはないと思いますが、このカードは今回の目玉ですから、過度に弱体化させる必要はないという判断でしょう。
少なくとも、破邪の秘技を回し続けられてどうしようもないという状況は緩和されると予想しています。
新環境概観
まず間違いなく、今回の調整で最も弱体化を受けたのは【床アリーナ】でしょう。
《アカリリス》はおよそ実践的なカードではなくなってしまったと言わざるを得ないと思います。
ただ、アリーナというリーダー自体が消滅するかといえば、そんな事はないと予想しています。
このリーダーは、未だ《スマイルロック》、《スライムスカウト》を始め、他のリーダーに誇れる1MPのユニットを所持しているためです。
その場合、新環境で生き残るのは【アグロアリーナ】になるか【アンルシアアリーナ】になるか。
いずれにしても課題はフィニッシュ手段となりそうです。
《閃光烈火拳》を奪われ、《古武道のツメ》を弱体化され、今回《アカリリス》までもを奪われたアリーナでどのようにしてゲームを決めきるかを考えなければなりません。
現在も一定の使用率を持つ《さそりばち》を使用するか、もっと割り切ってアグロチックにまとめ上げるか。ビルダー達の手腕に期待したい所です。
直接的な被害を0に抑えたのは【エイトピサロ】や【レックステリー】です。
特に【レックステリー】はライバルであったアンルシア系統のデッキがややパワーを落とした事により、相対的な立ち位置の上昇が考えられると思います。
【エイトピサロ】はアンルシアデッキの環境への残り方次第といった形になりそうです。【レックステリー】、アグロ系統のアリーナ、ゼシカ等のデッキが増える場合には今の立ち位置から然程変わらないのではないでしょうか。
【アンルシアトルネコ】も環境に残る事になるでしょう。
《ホワイトビート》の体力の低下をテンションスキルによってある程度補うことができる他、増えると予想される【レックステリー】に対して依然有利に立ち回る事ができます。
新環境の軸となるのは、【レックステリー】とそれに強い【アンルシアトルネコ】、そしてそれに強い【エイトピサロ】による、3すくみの関係という予想をしています。
この3デッキに割り込めるデッキについても少し考えてみましょう。
未だトップクラスのパワーカードである《魔導召喚》を所持している【アンルシアゼシカ】にも、一定のチャンスがありそうです。
このデッキは元来、《ホワイトビート》を長時間盤面に残して長期戦を行うようなプランは想定されていませんし、環境へのチューニング性能もある程度持っています。課題は前環境から変わらず、所有する冒険者の弱さでしょう。
【アンルシアククール】を始めとするククールのデッキは、役割対象の存在次第だと言えると思います。
天敵である【エイトピサロ】の数は恐らく減ることがないため、現状から大きく立ち位置を上げることはないのではと考えています。
先日の勇者杯予選でも最も使用率の低かったミネアのデッキは、厳しい相手だった【床アリーナ】が消失したことでやや姿を見ることになるかも知れません。
【アンルシアミネア】や【占いミネア】といったミッドレンジ系統のデッキは、ピサロ等の相手には十分勝ち越しを見込めるものの【レックステリー】に弱いという課題があるため、それを克服できるかどうかが大きいのではないでしょうか。
アンルシアデッキ各種は大きく減ることは無いと予想しているため、新環境は力関係が多少変化する程度に収まりそうです。
ただ、これまで【床アリーナ】に抑え込まれていた新たなデッキの台頭には期待したい所ですね。
新環境予想tier表
Tier1
1位:【エイトピサロ】
2位:【レックステリー】
3位:【アンルシアトルネコ】
4位:【アンルシアゼシカ】
Tier2
5位:【アンルシアアリーナ】
6位:【アグロアリーナ】
7位:【占いミネア】
8位:【アンルシアククール】
Tier3
9位:【ドラゴンミネア】
10位:【ロトランプピサロ】
11位:【ロトククール】
12位:【エイトトルネコ】
期待枠
・【床アリーナ】
・【魔王テリー】
終わり
如何でしたか。
超駆け足で書きました。
今回の調整は、大きく環境を変えるというよりも、現在プレイヤーの不満の要因になっている点や、ゲームの改善点となっている箇所に着目した内容であったように思えます。
これを受けての新環境ランクマッチや、勇者杯決勝が非常に楽しみです。
今回のバランス調整に関する開発側の見解はコチラ。まで見ていない方はどうぞ。
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