ふびらいの伝記

デジタルカードゲームの攻略ブログ。現在はドラゴンクエストライバルズがメインです。

【ドラクエライバルズ】第7弾『光と闇の異聞録』環境事前考察

 
あけおめです。ゲームライターのふびらいです。
 
間もなく発売のドラゴンクエストライバルズ第7弾『光と闇の異聞録』。全カードの点数評価を行ってきましたが、見ていただけたでしょうか。
そして今回は、発売後の環境がどう動いていくのか、机上論ではありますがざっくりと予想していきたいと思います。
 
 
 



 
 
 

 
 
 

環境を動かす要素一覧

 

拡張パック第7弾『光と闇の異聞録』発売

 
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まずは言わずもがな、新拡張の発売です。これによってカードプールに大きな変化が生まれる事になります。
目玉となる新ヒーローカード《勇者姫アンルシア》と、対となるアンチヒーローカード《大魔王ゾーマ》はそれぞれ冒険者デッキと魔王デッキを後押ししており、これらが環境に活躍の舞台を見出せるかどうかが、一つの注目ポイントと言えそうです。
 
獲得したカード群で見ると、テリーやアリーナは大きく夢が広がる内容となり、逆にゼシカとククールはやや厳しい配牌からのスタートとなったかなと考えています。新環境での各リーダーの立ち位置は実際にはどうなるでしょうか。
 
新カードの事前評価はコチラで詳しく行っています。まだご覧になっていない方は是非。
www.whoblie19.com
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グランプリルール導入とスタンダードパックのグランプリ落ち

 
グランプリ落ち(スタン落ち)の導入も、今後環境に大きく影響を与える要因の一つとなります。
今回は第1弾の『スタンダードパック』が、今後主流となるグランプリルールで使用できなくなるのです。
 
第6弾まで環境を牽引し続けてきたデッキ達にも、大きな打撃を与える事になるでしょう。
直近環境に目を向ければ、【ミッドレンジゼシカ】【占いミネア】【ソロラーミアククール】と言った傑物達が各々の懐刀を失うため、それに当てはまります。
他にも多く存在しますが、そのようなデッキが新環境に上手く適応できるか。明暗が分かれる事になりそうです。
 
スタン落ちする主なカードやその影響については、こちらの記事で詳しくまとめています。
www.whoblie19.com
 
 
 
 
 
 
 
 

バランス調整の実施

 
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以上、3枚のカードの修正が発表されています。拡張パックの実装と同時に既存カードのバランス調整が行われる例は、今回が初めてです。
こちら、プレイヤー達の予想を外してきた事で大きな波紋を呼んだ調整内容ですが、いずれにせよ環境に与える変化が大きい事は想像に難くありません。
 
【OTKゼシカ】全盛期に暴れ回り、前環境でもMP軽減という強みを存分に発揮した《クロックチャージ》、序中終盤どこで使用しても簡単にテンポスイングを起こせてしまう《ザオラル》、特定のコンボやキーカードを引き込む安定感を大きく引き上げる《天使の眼差し》。
現状での強さはもちろん、将来強力で特殊なカードが追加される度に悪用されかねないカードを優先的に抑えてきた印象です。
第7弾で獲得した新カードの項でゼシカとククールはやや厳しいと記しましたが、このバランス調整の影響も、両リーダーには重くのしかかってくる事になると考えています。
場合によっては辛酸を嘗めさせられる日々が続く事になるやもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

新環境概観

 
 
第7弾環境について、今までの環境の延長線上という考え方は一切できないと思います。
上述のグランプリルール導入とバランス調整によって、既存デッキの内殆どが、大きくその姿を変える事を強いられているからです。
 
ただ、その中にあって、グランプリ落ちとバランス調整の損害を軽微に抑え、新環境でも変わらずに居座る事が予想されているデッキがあります。
【レックステリー】です。
6弾環境初期を荒らした【レックストルネコ】の骨を拾って長い間前線で戦っているこのデッキは、既に研究も進み、デッキパワーの高さがプレイヤー達に理解されています。
そのため、新環境でも一定の使用率と勝率を誇る事は間違いないでしょう。
 
 
とは言え、僕が注目しているのは同じテリーでも【魔王テリー】の方です。
このデッキは【レックステリー】と対照的に、構成カードの大部分が新カードになるため、研究も進んでおらず、強弱を含めてプレイヤーにとって全くの未知数と言って良いデッキです。
しかし、今拡張で生まれるデッキの中では最もパワーが高くなるのではないかと僕は睨んでいます。
各コスト帯でトップクラスに強力なユニットを持ち、そのそれぞれがライフを守る手段にもなるため、対アグロ系統から遅いデッキまで柔軟に戦えるのではないでしょうか。
小回りが効かない感があるのは弱点と言えるかもしれませんが、環境トップやその付近に来ても決しておかしくないと思います。
 
 
旧環境からの変動と言えば、【レックステリー】同様にデッキの大部分が生存を果たしたのが【エイトピサロ】になります。
勇者杯春でも活躍したこのデッキは、デッキの根幹の部分が強力でありながら、今回も強力なレジェンドカード2種《エッグラ&チキーラ》と《エビルプリースト》を獲得しており、順調に勢力を伸ばす事が予想されるデッキです。
 
また、ピサロのMP加速という部分は変わらず強力なため、それと相性の良い【魔王ピサロ】も開発される可能性は充分にあります。
或いは、アグロ相手でのゴールになる新カード《ソードイド》を入手した【ロトランプピサロ】が使用されるようになるかもしれません。
 
いずれにせよ、グランプリ落ちの影響が少ない上に、新カードでも大きく強化されたピサロというリーダーは、新環境における椅子取りゲームでも有利に状況を進められそうに思えますね。
 
 
これらとは対照的に、旧環境で大きく名を上げた【ミッドレンジゼシカ】【ソロラーミアククール】は大きく後退を強いられそうです。
少なくとも、グランプリ落ちとナーフによって空いた穴を埋めるか、もしくは形自体を大きく変えるまでに時間を必要とする事でしょう。
 
繰り返しになりますが、この2つのリーダーが新環境でどれだけの立ち位置を確保できるのか、正直言って僕にも読めません。
メインパーツにスタンダードパック産のカードが多かった【アグロゼシカ】は少し厳しいですね。【魔王ゼシカ】等は期待枠に放り込んでおこうと思います。
ククールは最後の砦となる《ふっかつの杖》を活かす【ロトククール】に一縷の望みをかける形になるでしょうか。その場合も《ザオラル》のナーフが重くのしかかってきそうですが。
 
 
不気味なのはミネアというリーダー。
【占いミネア】はグランプリルールから落ちるカードの影響が非常に大きく、生まれ変わる事を強いられていますが、ミッドレンジ寄りに構築する事で依然としてデッキパワーを保てるのではないかと予想しています。
場合によっては《あくまのカガミ》等をフィニッシュとして採用する形になるかもしれません。構築が楽しみなデッキの一つですね。
 
また、【じゃんけんミネア】もしぶとく生き残っています。
相性差が激しいため、環境が低速化するか、それともアグロ系統のデッキが中心に陣取るかによって大きく立ち位置の変わるデッキですが、魔王系のデッキやピサロ等相性の良いデッキの台頭が予想されるため、使用率が増す可能性は十分ありそうです。
 
 
【アグロアリーナ】【ロトトルネコ】といった、【レックステリー】の後を追うアグロデッキにも注目です。
どちらも今拡張において大きく選択肢が増え、強化されました。
特に【アグロアリーナ】は序中盤のダメージ元となる《イエティ》を獲得し、ゲーム破壊性能が大きく高まったと思います。天敵となる【レックステリー】が無傷で残ったためトップに立つのは難しいかもしれませんが、活躍を期待したいデッキの一つです。
【ロトトルネコ】もどちらかといえばミッドレンジ寄りのデッキですが、《さつじんえい》《ビッグハット》という優秀な1コストユニットに加え、頭痛の種だったフィニッシャー不足を補う《ちからのそろばん》を獲得したため、戦闘準備は整っているように思えます。
 
また、これらのリーダーは英雄カード《勇者姫アンルシア》を組み込んだ冒険者デッキを使用する事ができ、その面でもとても楽しみですね。
僕のイチオシは【冒険者トルネコ】です。
第5弾周辺からプッシュされてきたデッキタイプですが、その種が芽吹いた事は未だに無く、多数の冒険者シナジーを獲得した今回こそはと闘志を燃やしている事でしょう。
グランプリ落ちの影響も小さいとは言えないデッキですが、何とか頑張ってほしいと思っています。
 
 
アグロデッキ、ミッドレンジ系統のデッキ、更に遅いタイプのデッキと諸々見てきましたが、これらとは一線を画す《ラーミア》デッキに関してはどうでしょうか。
旧環境で一定の使用率があった【ラーミアアリーナ】は、グランプリ落ちの影響が極めて大きいものの、《神官クリフト》という遅延に優れたカードを手に入れたため未だ第一候補になってくる気がします。
もしくは《キャプテン・クロウ》を用いた【ラーミアゼシカ】にワンチャンスがあるかといった所。
環境次第な部分も否めないため予測は難しいですが、まだまだポテンシャルは秘めていると言えると思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

新環境予想tier表

 
最後はコレで締める事とします。
 
 
tier1
 
 
1位:【魔王テリー】
 
2位:【エイトピサロ】
 
3位:【レックステリー】
 
4位:【ミッドレンジミネア】
 
 
tier2
 
 
5位:【アグロアリーナ】
 
6位:【ロトランプピサロ】
 
7位:【じゃんけんミネア】 
 
8位:【ロトアグロトルネコ】
 
9位:【エイトトルネコ】
 
10位:【ミッドレンジゼシカ】
 
 
tier3
 
 
11位:【冒険者トルネコ】
 
12位:【ロトククール】
 
13位:【アグロゼシカ】
 
14位:【魔王ピサロ】
 
 
期待枠
 
・【魔王ゼシカ】
 
・【ザンクローネミネア】
 
・【ラーミアアリーナ】
 
・【ラーミアゼシカ】
 
・【冒険者ククール】
 
 
 
 
 
 
 
 

終わり

 
 
という事で、新弾前の僕からの発信は以上になります。
如何でしたか。
直近の記事から読んでいただいている方は既に胸焼けしてきているかもしれませんが、面白いものが少しでもあったなら嬉しく思います。
 
 
間もなく新パック発売、そして息つく暇もないままに勇者杯夏のランクマッチ戦線へと突入していきますね。
どんな環境になるか、実際には誰にも分かりませんが、その時を楽しみに座して待つこととします。
 
 
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では、この辺で。
 
 
 
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