ふびらいの伝記

デジタルカードゲームの攻略ブログ。現在はドラゴンクエストライバルズがメインです。

【DQR】勇者杯春 各ファイナリストのデッキ考察と優勝者予想

 
あけましておめでとうございます。ゲームライターのふびらいです。
 
 
史上類を見ない程に個性豊かな面々が集まった今回の勇者杯決勝ですが、ついに先日、ファイナリスト達の運命を背負うデッキが公開されました。
今回は珍しく7リーダー全てが出揃い、タイプ的にも様々なデッキが見られるようになっています。
 
という事で、今回も各ファイナリストの持ち込んできたデッキの紹介、並びに考察をしていきたいと思います。
もちろん最後には優勝者予想のおまけつきです。
 
あくまで1プレイヤーとしての個人的な考察・予想ですが、是非読んでいってください。
 
 
  



 
 
 

 
 
 

各ファイナリストのデッキと考察

 
 

ぴか

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使用デッキ:【ロトミッドレンジゼシカ】【Wヒーロー占いミネア】【レックスアグロテリー】
 
ダークパレス杯の覇者それは、英雄杯の覇者あーあいに続き、今回ネクロゴンド杯を制して決勝へのストレートインを決めたプレイヤー。
直近半年間のランクマッチ成績で勇者を決めるのであれば間違いなくこの男が選ばれるところでしょう。
そのランクマッチの魔境で磨いた【ミッドレンジゼシカ】【レックスアグロテリー】に加え、3デッキ目には《勇者ソロ》と《タバサ》の両刀を構える【占いミネア】を採用してきました。
 
 
今大会、全てのプレイヤーがゼシカというリーダーを持ち込んでおり、内7名がこの《ロトの血を引く者》を採用するタイプの【ミッドレンジゼシカ】を使用しています。これは使用率2位以下に大きく差をつけた数字です。
中でもぴかというプレイヤーは、この【ミッドレンジゼシカ】に大きな自信を持っている事でしょう。
リストの完成度については文句のつけようがないと思いますね。
最近ではめっきり主流となった《ラリホービートル》は、今大会の【ミッドレンジゼシカ】においても平均採用枚数1.57と非常に高い数字を叩き出しています。
注目すべきポイントは、対テリーやゼシカミラーの最序盤において、盤面の取り合いで大きく活躍する《とげぼうず》を全て削っている点です。
代わりに序~終盤全てで一定の役割を持てる《ベビーパンサー》が投入されています。
 
 
【占いミネア】のデッキリストは、Wヒーローのものとしてはオーソドックスな形と言って良いのではないでしょうか。
トップシェアとなった【ミッドレンジゼシカ】と互角以上に張り合えるデッキであり、【ソロラーミアククール】に対しては豊富なワンショットキル手段を持ち合わせている事から有利に立ち回れます。
不利とされる【レックステリー】が案外少なかった事からも、今大会大きな活躍が期待できるデッキの一つです。
 
 
3デッキ目は【レックスアグロテリー】となりました。
絶好調ユニットは《ブルサベージ》までに留め、また最近は採用率の落ちていた《フラワーゾンビ》も2枚きっかり採用しています。まさに今環境初期から存在する【レックステリー】といったリストになっていますね。
殆どのプレイヤーが持っている【ミッドレンジゼシカ】や、2次予選から比べて使用率の上がった【ソロラーミアククール】に対して総合的にはやや不利となりますが、爆発力は随一であり、全てのデッキに対して勝ちを掻っ攫えるパワーを秘めているのも事実です。
実戦ではどのタイミングで当てていくのか、プレイヤーの信用度と技量によって大きく明暗の分かれるデッキであると思われます。
 
 
 
 
 

トシlyndis

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使用デッキ:【ソロラーミアククール】【ロトミッドレンジゼシカ】【Wヒーロー占いミネア】
 
2次予選1位通過の超絶人気配信者は、その2次予選で使用して好成績を残した2デッキと【占いミネア】という構成を持ち込んできました。
相性差の激しいデッキを嫌い、単純なパワーを優先してデッキ選択をしている印象です。
 
 
tier1とされていた【ソロラーミアククール】ですが、意外にも2次予選環境では、7名のプレイヤーの中でこのトシlyndis選手のみが使用したという結果になりました。
今回も2次予選で使用していたリストから1枚も変更せずに来ているため、このデッキに対する信頼度の高さが伺えます。
他6名の2次予選通過者が【ソロラーミアククール】を使用していなかった事から、ミラーマッチ以外では必要のない《ジャックポッター》を不採用とする選択肢もあったとは思いますが、ここもそのままという決断。
結果的には二宮シグレ選手、ぱるこ選手の2名が構成を変えて決勝に【ソロラーミアククール】を持ち込んでいるため、メタ読みは一先ず成功と言えるのではないでしょうか。
 
 
2デッキ目は【ロトミッドレンジゼシカ】です。
こちらも自身が2次予選で使用したものと30枚同じリスト、そして同時に上述のぴか選手のリストとも全く同じリストになっています。
2次予選終了タイミングでバランス調整が行われず、同一の環境で決勝が開催されることになったため、下手に改変するよりも予選時の好成績を信じるという選択をしたのでしょう。
 
 
2次予選の際は3つ目の枠に【ロトエイトトルネコ】を採用していたトシlyndis選手ですが、今回は【占いミネア】に変更してきました。
そしてこの【占いミネア】のリストもぴか選手のものと全く同じとなっています。
もちろんこの30枚は一種のテンプレート的構築ではあるものの、2次予選同様ぴか選手とトシlyndis選手の間でリストのシェアがあったのだと思います。
またこのプレイヤーは、主にこのデッキを用いて4月のエンドール杯戦線を戦い抜き、最終38位に輝いています。その経験と自信も、デッキ選択に寄与していそうですね。
 
 
 
 
 

まいける

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使用デッキ:【Wヒーロー占いミネア】【エイトピサロ】【ロトミッドレンジゼシカ】
 
『リアルファイトなら、多分他の7人がまとめてかかってきても勝てます』だそうです。
【エイトピサロ】が目を引く3デッキの構成。2次予選の配信卓においても、このピサロを披露してくれていました。
 
 
2次予選では【レックステリー】を用いて勝ち上がってきたプレイヤーですが、今回は《ソロ》《タバサ》同時採用の【占いミネア】になりました。
この変更の大きな理由は、やはり対【ミッドレンジゼシカ】と【ソロラーミアククール】のやりやすさだと予想しています。
リストの面では、トシ-ぴか連合の30枚と比べて1枚の差異。《キラーグース》の枠に《オルゴ・デミーラ》を投入しています。
決勝からの使用という事で練度は未知数ですが、今大会の立ち位置として見れば間違いなく勝ち組に属しているデッキと言えますので、十分に活躍出来ると思います。
 
 
2デッキ目は【エイトピサロ】。今回このタイプのデッキを持ち込んできたのはカイト選手とまいける選手の2名となっています。
2次予選終了後のインタビューにおいても勝因の一つに挙げていたデッキで、それを一切弄らずに持ち込むあたりに自信を感じられますね。
《シーゴーレム》と《ストーンビースト》のにおう立ち4枚体制が特徴的です。本来苦手であるテリーなどのアグロデッキと対峙しても、なんとか勝負に持ち込みたいという意識の表れでしょう。
このデッキをどの相手に繰り出していくかに注目したいところです。
 
 
最後は【ロトミッドレンジゼシカ】となっています。2次予選にも持ち込んでいたデッキを、主に低コストの枚数を調整する形で再編成したようです。
《モーモン》を採用せずに《とげぼうず》を採用しているのは面白いですね。《シーゴーレム》等とのトレード性能は《とげぼうず》に分がありますが、《モーモン》を抜くことで【占いミネア】等に対してアグロ戦術を取りにくくなるデメリットも存在します。この点は実戦でどう左右するか。
またトシ-ぴか連合との差異として、《クロックチャージ》1枚を《早詠みの杖》に振り分けていないという点があります。
《メラゾーマ》や《メラミ》と組み合わせての早期バーストや、3ターン目の《魔導召喚》というズルを捨てる代わりに、MPを次ターン以降に貯蓄できる性能を重視しています。
 
 
 
 
 

松屋おじさん

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使用デッキ:【ソロラーミアトルネコ】【じゃんけんミネア】【タバサゼシカ】
 
デッキ公開の際に一際注目を集めた構成。使用する3デッキ全てがオンリーワンになっています。
2次予選の際も【ソロラーミアククール】狙い撃ちの特殊な【エイトピサロ】を採用するなど、メタ読みが光っていました。
 
 
【ソロラーミアトルネコ】は5弾環境にて一定の使用率があったデッキですが、アグロデッキの台頭や《かれくさネズミ》の弱体化などもあり全くと言っていいほど見かけないデッキになりつつありました。
今回の採用は、【ミッドレンジゼシカ】を意識してのものではないかと考えています。
序盤の攻撃を捌く能力とある程度の回復力を持ち、《魔導召喚》の展開に対しても安定して《痛み分けの杖》を用意できるため、有利を取れています。
ただし、問題は他のデッキにどこまで勝てるか。リストを公開する今大会においては盤面をロックされるなどの対策も考えられ、使用しにくくなってしまう可能性も否定できません。
 
 
そして【じゃんけんミネア】。前回大会にてこのタイプのデッキを持ち込み、大立ち回りを見せた大きなメダル選手が記憶に新しい所ですが、松屋おじさん選手はその系譜を継いできました。
【ソロラーミアククール】【ミッドレンジゼシカ】に対しては総合すると5分から微有利に傾くかどうかという所ですが、いずれも《レッサーデーモン》によるじゃんけんの負けを咎める能力に長けたデッキであるため、このような短期決戦の舞台ではどう転ぶか正直分かりません。
立ち位置としては悪くないものの、役割を持てるという程のマッチアップは対【占いミネア】程度しか存在せず、やはり選出と当て方が問われる構築となっています。
 
 
最後は最近になって頭角を現し始めた【タバサゼシカ】というデッキです。
デッキを掘り進める能力と《タバサ》のヒーロースキルを回す能力を上げる事で、《魔導召喚》の速度と再現性を両立させたデッキであり、それによって【ソロラーミアククール】を始めとする一部のデッキに対処不能の展開を押し付けることが出来ます。
反面、アグロ系統の押さえつけや、《魔導召喚》以前の盤面処理を氷塊+《ヒャド》に依存しているため、これらが噛み合わないとどんなデッキにもあっさり負けてしまう事があります。
それを緩和する《シーゴーレム》等のカードも削っている以上、選出する場面は限定されそうに思えますが、実戦ではどうなるでしょうか。
 
 
 
 
 

二宮シグレ

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使用デッキ:【Wヒーロー占いミネア】【ロトミッドレンジゼシカ】【ソロラーミアククール】
 
今大会唯一のファイナリスト経験者。2次予選の上位常連でもあり、勇者杯ルールでの生涯勝率という観点で見れば間違いなくトップクラスに位置するプレイヤーです。
リストを見ても、今大会の優勝候補筆頭である事は間違いなさそうです。
 
 
【占いミネア】は5弾環境で行われた前大会から、一貫してこのプレイヤーの愛用するデッキタイプです。2次予選と30枚同じリストを出してきています。
練度はもちろんの事、《なぞの神官》を2枚採用するなどリストの完成度も一線を画しているように思えますね。
《タロットフォーチュン》の弱体化と《シーゴーレム》の重要性が増した事などから前線を退いていたユニットですが、依然、対ゼシカやミラーマッチなど強い展開の押し付けが有効なマッチアップでは強力に作用します。
今回持ち込まれた4種の占いミネアデッキの中では、最も良いリストだと感じました。
 
 
続いては最早お馴染みの【ミッドレンジゼシカ】。こちらも2次予選からの続投になります。
ここでも《ラリホービートル》は2枚採用されていますね。対テリー等で、盤面を取る上でもライフレースをする上でもこれ以上ない活躍をしてくれるカードです。
また、《オルゴ・デミーラ》や【ソロラーミアククール】の《チャモロ》を眠らせて顔を詰める事が出来るため、アグロ戦術をとる上での強力な後押しにもなります
《クロックチャージ》《早読みの杖》の1:1体制、《とげぼうず》1枚に《メイジポンポコ》2枚の採用など、他のリストとの細かな差異はありますが、概ね一般的な【ミッドレンジゼシカ】であると言えそうです。
 
 
3デッキ目、2次予選では【レックステリー】だった枠に【ソロラーミアククール】が収まっています。
今大会最も使用率の高い【ミッドレンジゼシカ】に対しては有利が取れるため、この選択も良い方向に働きそうです。
トシlyndis選手、ぱるこ選手同様、ミラーマッチにおいて単体で勝ちパターンの一つとなる《ジャックポッター》を採用してきました。
ミラー以外では手札で永遠の眠りにつくカードですが、このデッキには他に枠を争うカードが殆どないため、特定のマッチアップの勝率を著しく上げる性能を買ったという事だと思います。
主流となりつつある《ましょうぐも》を採用していない点もポイントです。反転の起動を安定させたいマッチアップは極めて多いため、ここが落とし穴とならなければ良いですが。
 
 
 
 
 

やたか

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使用デッキ:【ロトミッドレンジゼシカ】【占いミネア】【タバサラーミアアリーナ】
 
超絶人気配信者。やはり実戦で【タバサラーミアアリーナ】というデッキの活躍があるのかどうかに注目が集まります。
また、2次予選から1枚の変更もせずにデッキを持ってきた唯一のプレイヤーです。

 
他2デッキにオリジナリティがある分、【ロトミッドレンジゼシカ】はソリッドなリストを纏め上げてきました。
《ロトの血を引く者》と組み合わせて低コストユニットを処理できる《メラゴースト》や《メラ》をバッサリと切り捨て、《メイジぽんぽこ》や《ホワイトビート》の枠に充てています。
対テリーやミラーマッチの勝率と、中速以下のデッキに対する勝率をなんとかして両立したいという意図が見えますね。
 
 
2デッキ目は【占いミネア】。他3名のリストとは異なり、《タバサ》を採用しない英雄一本型を組んで来ています。
《タバサ》のレベリングが安定する保証が無いという点を嫌ったか。あるいは、全てのマッチアップでプランに影響する《銀のタロット》を引ける確率を高めるため、《勇者ソロ》のヒーロースキルを重視したのかもしれません。
代償として《タバサ》に付随する《つむじかぜ》でのリーサル補助が無くなっているため、《ソロラーミアククール》等への勝ちパターンが若干狭いですが、そこは脇に鎮座する【タバサラーミアアリーナ】がガッチリと睨みを利かせていますね。
この辺りには構成の一貫性を感じます。
 
 
最後は問題児である【タバサラーミアアリーナ】となります。
【ソロラーミアククール】には大きく差をつけて有利が取れますが、それ以外のマッチアップは微妙。
最大手の【ミッドレンジゼシカ】や【占いミネア】には不利を被りますし、《シーゴーレム》等で誤魔化す気も無いようなのでテリーにはまず勝てません。使用するとなれば【ソロラーミアククール】一点読みでのぶち当てとなるでしょうか。
【タバサラーミアアリーナ】はククール選出を抑制するための完全なデコイという噂も広まりつつありますが、そんな状況下にも関わらず敢えてこのデッキを継続して構成に入れてきた辺り、予想を裏切っての選出も充分考えられます。
プレイヤー間での駆け引きに注目と行きましょう。
 
 
 
 
 

ぱるこ

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使用デッキ:【ロトミッドレンジゼシカ】【ソロラーミアククール】【レックス絶好調テリー】
 
テリー、ゼシカ等アグレッシブなデッキタイプを得意とするプレイヤーです。巨大ギルドに所属しているため人脈も豊富かといった所。
リストを見ると、特定のマッチアップを意識したいくつかのテックカードの投入が輝きを放っています。
 
 
【ロトミッドレンジゼシカ】には1MPのユニットを多く採用していて、序盤の安定感と対テリーで盤面を押さえつける能力を底上げしているように見えます。
また、他プレイヤーが《ラリホービートル》に割いている枠を1枚《亡者のひとだま》にしている点も特徴的ですね。
対ゼシカやククールにおいて、上手く着地させることが出来ればゲームエンド級の活躍が期待できます……が、後攻時にやや弱さの際立ってしまうカードでもあるため、どのように運用していくか難しい気がします。
 
 
続いては【ソロラーミアククール】。6位で通過した2次予選においてはこの枠に【エイトトルネコ】を採用していました。
《ジャックポッター》の採用も含め、他のプレイヤーと大枠は同じですが、《精霊の矢》を1枚《ニードルラッシュ》にしていますね。
これが影響するとすれば対テリーなどでしょうか。テリー戦における6ターン目は丁度大勢が決するターン周辺でもあり、《精霊の矢》の枚数がそのまま勝敗に直結する場面も少なくありません
《ニードルラッシュ》も当然強力なカードですが、裏目に出てしまう可能性も考えられます。
 
 
3デッキ目は【レックス絶好調テリー】。2次予選で全勝を誇ったデッキに微調整を加えての持ち込みとなりました。
テリーを持ち込んだ他の2名のプレイヤーが《さんぞくのサーベル》タイプのデッキを使用しているのに対し、ぱるこ選手は《兵士長の剣》を採用し絶好調に寄せてきました。
完成度は申し分ないと思います。今回のテリー3デッキの中でのイチオシリストです。
目を引くのは《ネクロマンサー》のピン刺し。もちろん、ククールやミネアの回復や反転コンボを封じ、リーサルを補助する目的のテックカードでしょう。
ランクマッチ等でも稀に見かけるカードではありますが、ぱるこ選手は2次予選から継続的に使用しているため、一定の活躍はしていると考えて良いと思います。
 
 
 
 
 

カイト

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使用デッキ:【レックスアグロテリー】【ロトミッドレンジゼシカ】【エイトピサロ】
 
古来からのラダリングモンスター。『ランクマに潜ればカイトに当たる』でお馴染み。知らんけど。
表舞台に上がるのは初めてだと思いますが、もちろん実力は折り紙付きです。
 
 
代名詞とも言えるテリーデッキは、当然持ち込んできています。【レックスアグロテリー】の選択。
《フラワーゾンビ》《ブラッドソード》共に採用していないのはやや驚きですね。武器装備を継続して行いにくくなっていますが、反面《メドーサボール》は採用されている。これがきちんと機能するかは未知数と言えます。
その他ミラー等を意識しての《シールドオーガ》や、ダメージ補助や《レックス》のレベリングにも使用でき《ブルサベージ》と相性の良い《青い閃光》等1枚刺しのカードが多くなっています。
元々テリーは振れ幅の大きいデッキでもあるため、展開の予想が難しいですね。
カイト選手ですので、選出機会は多くなると予想しています。
 
 
【ロトミッドレンジゼシカ】もやや個性的なリストとなっています。
今回唯一となった《メラ》の2枚採用に加え、《メラゴースト》《とげぼうず》もきっかり採用。低コストの採用枚数は最も多いリストです。ここまで寄せれば、対テリーでは相当な勝率をキープできそうですね。
反面、《ラリホービートル》等中盤以降を主戦場とするユニットは削っているため、【ソロラーミアククール】等を当てられてしまうと通常以上に厳しくなりそうです。
有利なマッチアップをより固めて、不利なマッチアップをある程度割り切る構築でしょうか。その場合は無論、選出と当て方の持つ意味が俄然大きくなってきます。
 
 
最後は【エイトピサロ】です。
カイト選手を含め、2次予選で【エイトトルネコ】を使用して勝ち上がったプレイヤーが3名いましたが、いずれも違うデッキに変更してきました。
これは、突破者内でのゼシカ、テリーの使用率が高く、ククールの使用率が低かった点に理由がありそうです。
カイト選手の変更先となったこの【エイトピサロ】は、同タイプのデッキを持ち込んだまいける選手のリストと2枚の差異があります。
《ストーンビースト》が採用されておらず、《はしりとかげ》と《闇への供物》2枚目になっている箇所ですね。
《闇への供物》は2枚体制の方が個人的に好みではありますが、他はライフを守る能力を底上げする枠という意味で大差はないかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 

優勝者予想

 
 
やっていきましょう。前置き無しです。どぅるるるる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
予想優勝者:二宮シグレ選手
 
 
 
まず今大会、実に7名ものプレイヤーが【ロトミッドレンジゼシカ】を所持しているため、このデッキを中心に環境が回る事は間違いありません。
また、その内全てのプレイヤーが例外なく2次予選から継続してこのデッキを採用しているため、信頼度も高い事が予想できます。
そう考えると、その【ミッドレンジゼシカ】に対して有利を取れる【ソロラーミアククール】、更にその【ソロラーミアククール】まで含めて有利を取れる【占いミネア】、この2つが今回の勝ち組デッキだと言えると思います。
 
その2つのデッキに大安定のゼシカを加えたゼシ・クク・ミネ。これが僕の考える今回の大正義構成です(あくまでファイナリストの構成全体を眺めた上での『結果的な』大正義ですが)。
その構成を持ち込んで来ているのが二宮シグレ選手トシlyndis選手。まあ、この2人の間での差は正直誤差の範囲ですが、【占いミネア】のリストがより今回の環境に合致していると感じたため二宮シグレ選手を優勝予想としました。
 
ですので2番目はトシlyndis選手3番目は希望込み込みで松屋おじさん選手としておきます。
 
 
ただ、今回は予想の難しい大会だと思います。例えば大正義としたゼシ・クク・ミネ構成にも、松屋おじさん選手の鋭利な構成やカイト選手のテリー-ピサロ編成など局所的に刺さる可能性のある構築が幾つか存在します。
また、今大会は非常にミラーマッチが多くなりそうな雰囲気があるため、その練度如何では全く異なる結果になる可能性も否定できません。
 
この予想はあくまで、ファイナリストのリストを見て判断したものに過ぎないという事を強調し、終わりたいと思います。
 

 
 
 
 
 

終わり

 
 
如何でしたか。
当日に向けて、少しでも皆さんの楽しみを増やせたなら嬉しいです。
 
 
 
さて、Twitter等では既に告知済みですが、今回の勇者杯春決勝、解説を務めさせていただくことになりました。
プレイヤーとしてのふびらい、ブロガーとしてのふびらい、解説者としてのふびらい……。
スタッフの方々がどの僕を評価してくださったのかはぶっちゃけ不明、ですが、選んでいただいた事を後悔させないよう、また、視聴者の皆様に最大限楽しんでもらえるよう尽力して参りますので、当日はどうぞよろしくお願いいたします。
 
当日会場にいらっしゃる方は機会があれば是非お声かけ下さい。
 
 
 
 
今回のファイナリストのインタビューや、優勝者予想キャンペーンをまだご覧になっていない方はコチラ。
【ドラゴンクエストライバルズ】公式全国大会「勇者杯2019春」優勝者予想キャンペーン | SQUARE ENIX


 
 
 
今回の記事に関する意見、感想はブログのコメント欄か、僕のTwitterの方まで。
では、この辺で。
 
 
 
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