ふびらいの伝記

デジタルカードゲームの攻略ブログ。現在はドラゴンクエストライバルズがメインです。

【DQR】スタンダードパック追悼式~スタン落ちの影響が大きいカードTOP10~

 
あけおめです。ゲムラのふびらいです。
 
ドラゴンクエストライバルズ第7弾『光と闇の異聞録』の発売が5月23日に予定されていますが、今回は他にも2つ、大きく環境に影響を及ぼすイベントが実施されます。
 
1つは既存のカードのバランス調整
勇者杯決勝後に行われた公式生放送にて、恐らく3枚のカードの修正を行う事が発表されています。
新拡張の実装と同タイミングで行われるのは初めてで、内容もなかなか予想の難しいものになっていますね。
 
そしてもう1つはグランプリルールの実装。通称スタンダード制度とスタン落ちの導入です。
今回は第一弾『スタンダードパック』に収録されているカードが、今後主流となるグランプリルールで使用できなくなります。
こちらももちろん初めての事ですので、僕を含めたプレイヤーの心境は期待半分、不安半分と言った所でしょうか。
 
スタンダード制度を導入する利点は、新規、復帰プレイヤーの資産的ハードルが下がる、パックを売るために前弾より強く、更に前弾より強く、というインフレスパイラルを緩和する等幾つかありますが、ドラゴンクエストライバルズのようなゲームの場合、人気のあるキャラクターをリメイクしやすくするという点も大きいでしょうね。
 
 
 
とまあ利点こそあれ、スタンダードパックと言えば、ドラゴンクエストライバルズのリリース当初からプレイヤー達の傍に寄り添ってくれていたカード達です。
思い入れも強く、発表を受けて袖を絞ったプレイヤーも多いのではないでしょうか。
 
そこで、そんなプレイヤー達を勝手に代表して、ライバルズの歴史を作ってきたスタンダードパックのカード達に『1年半お疲れさまでした』という気持ちを込め、スタン落ちの与える影響が大きいカードTOP10を作成しました。
 
 
では見ていってください。
あ、一応言っておきますがこれらのカードは、今後大会などで採用されて主流となる『グランプリルール』において使用できなくなるだけであり、カードとしての価値が無くなる訳では決してありません。
 
 
 



 
 
 

 
 
 

スタン落ちの与える影響が大きいカードTOP10

 

第10位

 
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《ふしぎなタンバリン》
 
守備的なカードの豊富なククールというリーダーにおいて、フィニッシュ手段として使用できるこの《ふしぎなタンバリン》は初期からプレイヤー達に注目されていました。
しかし、第4弾で《オルゴ・デミーラ》《グレイナル》と言ったカードを獲得するまでは相棒の不足に悩まされ、環境クラスのカードとなるには至りませんでしたね。
本格的に頭角を現したのは第5弾。【ソロククール】の絶対的キーパーツとして重用されるようになり、徐々にプレイヤーのヘイトを集めていった結果《勇者ソロ》と共に下方修正を受けてしまいます。
更に後には相棒《グレイナル》も下方修正されてしまうという、なかなかに波乱万丈な人生を送ってきたカードです。
 
このカードと、更にはミネアの《皇帝のタロット》までもが同時期にスタン落ちするため、他のユニットに速攻を付与する手段は一気に少なくなります。《ダークドレアム》等を絡めてのワンショットキルは、少なくともしばらくのグランプリルールでは実現できないでしょう。
 
お疲れさまでした。今後もマスターズルールでの活躍を祈っています。
 
 
 
 
 

第9位

 
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《マリベル》
 
原作における人気キャラクターでありながら、ライバルズではなかなか花を咲かせられないユニットでした。
2MPの特技軽減に加えて4/3ステータスをタダで着地させるという、何をどう考えても強い効果を持っているにも関わらず、一向に相方として相応しい特技が現れなかったのです。
 
プレイヤーが彼女の存在を忘れかけた頃、転期が訪れます。《魔導召喚》の登場です。
このカードや《地這い大蛇》等とともに【ミッドレンジゼシカ】の必須カードとしての地位を確保し、存在すら忘れられていた頃から一転、一部のプレイヤーからはナーフを叫ばれる程にまでなりました。
「あたしの力が必要なのね!」彼女の声にも心なしかウキウキとした感情が混じるようになり、今まで活躍の機会が無かった鬱憤を晴らすかのように5ターン《魔導召喚》をビシバシと決めて環境を荒らしまくっています。
 
ようやく、ようやく光が射した。というこのタイミングでのスタン落ちですから、一部のプレイヤーにとっては悲しいかもしれませんが、最後に残した爪痕はとてつもなく大きいものでしょう。
お疲れさまでした。
 
 
 
 
 

第8位

 
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《パパス》
 
こちらは上記の《マリベル》とは対照的に、初期からテリーデッキの切り札として多くのプレイヤーに使用されてきたレジェンドカードです。
死亡時の強力な効果に対策がし辛いこのゲームにおいては、着地させるだけで仕事をする事が約束されていましたね。
 
ただし《マリベル》が仕えるゼシカと違い、テリーというリーダーは環境内での立ち位置が安定しない部分があり、特に勇者杯等の大舞台ではなかなか活躍の場が設けられませんでした。
その歴史を考えると、テリーというリーダー、またこの《パパス》というカードが脚光を浴びた今回の勇者杯春は、とてもとても大きな意味を持っています。
 
人気キャラクターという事で、今後の拡張で生まれ変わって登場する可能性も充分にあるのではないでしょうか。
 
 
 
 
 

第7位

 
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《塔のタロット》
 
第5弾で登場し、現在まで君臨する【占いミネア】は、序盤の動きがある程度固定化されて安定感を持つという点から、一部オタクプレイヤーに愛用されているデッキです。
《運命の輪》による1ターンでの大きなテンポスイング。アグレッシブなデッキに対して大逆転の瞬間を頻繁に味わえる爽快なデッキですが、それを支えていたカードの1つがこの《塔のタロット》になります。
低コストの単体除去としてはゲーム中でも屈指の性能を誇り、占いを使用するミネアが環境に現れた2弾周辺からは常にその姿を見るようになりました。
 
使用率が高いだけに、このカードの抜ける穴はミネアにとって非常に大きいものになる気がします。
《皇帝のタロット》のスタン落ち等も含めて、場合によっては【占いミネア】というデッキが作り上げてきた一つの時代が終焉を迎えるかもしれませんね。
 
 
 
 
 

第6位

 
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《どんぐりベビー》
 
現在の環境トップの一角、【ソロラーミアククール】はこの《どんぐりベビー》スタン落ちで大打撃を受けてしまいます。
《いたずらもぐら》や《プチアーノン》が大型トラックに見える程盛大に轢き殺され続けてきた時代のククールを知る《どんぐりベビー》にとって、現環境での活躍は待ち焦がれていたものだと思いますが、その舞台はマスターズルールへと移る事になります。
 
今回、グランプリルールの導入でククールというリーダーが受けるダメージは恐らく全リーダー中でも最も大きなものです。
この《どんぐりベビー》や、第10位にランクインした《ふしぎなタンバリン》の他にも、黎明期からリーダーを支え続けてきた《リトルライバーン》《ベホイミ》《天使の守り》等のカードが相次いでグランプリ落ちしてしまいます。 
レジェンドカード《ベリアル》《クリフト》も非常に強大でしたね。
 
この場でまとめてとなってしまいますが、お疲れさまでございました。 
 
 
 
 
 

第5位

 
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《リッカ》
 
第2弾環境で【ドラムトルネコ】というデッキが鮮烈なインパクトをプレイヤーに与えて以降、トルネコというリーダーはしぶとくしぶとく環境に生き残ってきました。
第3弾では【床アリーナ】や【魔術師ミネア】と対等に渡り合ったり、第5弾では《勇者エイト》を獲得して再び環境に躍り出たり…。
レジェンドカード《リッカ》はその全てのシーンにおいて採用候補に挙がり、トルネコの血液を循環させる心臓としてフル稼働してきました。
そりゃもう忙しい忙しいとため息をつきたくなるのも分かります。
 
また、先日の勇者杯でも使用された【ソロラーミアトルネコ】を始めとする特殊なデッキの核でもあったため、第5位とはしたものの、スタン落ちの影響はトップクラスに大きいものになると予想されます。
 
グランプリルールではここで一旦お休みとなりますが、既にアナザーリーダーとしてある程度普及していますので、彼女の忙しい日々はまだまだ続く事になりそうですね。
 
 
 
 
 

第4位

 
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《がいこつ》
 
第1弾からやっているプレイヤーはね。
初めてのバランス調整が発表された時、内容を見て「骸骨ノータッチとかふざけんじゃねえぞ!」とキレたもんなんですよ。
グランプリルールにおいてはここでお役御免となりますが、やっぱりこのカードは最初から最後までおかしかった。
 
共に使われている《闇への供物》というカードがベーシックにあります。
このカード、コスト制の他ゲームにおける加速特技(《フェアリー・ライフ》や《野生の繁茂》《竜の託宣》等)と比べて使いにくい点が目立つんですが、それでも何故ここまで使われてきたかというと、やはりこの《がいこつ》が常に隣に存在したからなんですよね。
 
現在では《プチターク》という1コストユニットも登場し、第7弾でも代替として意識されていそうなカードが発表されているため、実質的な影響はそれ程大きくないかもしれません。
しかし、《がいこつ》が落ちる。この事実がプレイヤーに与えるインパクトの大きさを考え、4位としました。
 
 
 
 
 

第3位

 
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《ヒャド》
 
ゼシカというリーダーを語る時、形を変えて生き延び続けてきた【氷塊ゼシカ】について触れない訳にはいきません。
《樹氷の竜》《メイジももんじゃ》《ヒャドの極意》と何度釘を打たれても跳ね返して暴れまわってきたデッキです。
 
しかし、その歴戦の猛者【氷塊ゼシカ】が崩壊の危機を迎えています。
《バズズ》 《吹雪の魔女》に加え、このデッキをそもそも成り立たせていた《ヒャド》までもがスタン落ちしてしまうからです。
この特技、『初代ズル』という言葉がまさに相応しいカードで、引いた枚数、使用した枚数がそのまま勝敗に直結するようなマッチアップも多くあったほどです。
【氷塊ゼシカ】を愛用するプレイヤーも多く、第7弾以降、開発側がどの程度このデッキを推し進めていくのかに注目が集まっていますね。
 
グランプリルールからは落ちてしまいますが、《メイジももんじゃ》《ヒャドの極意》を使用する事で、まだその姿を見る事は可能です。
 
 
 
 
 

第2位

 
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《ジュリアンテ》
 
スタンダードパックのレジェンドレアの中で、一番強いカードはどれか?
その問に対して、多くのプレイヤーから名前が挙がるのがこの《ジュリアンテ》です。
 
占いシナジーなど無いに等しかった【奇数ミネア】
第2弾で《魔術師のタロット》を獲得して環境入りを果たした【魔術師ミネア】
第4弾で環境トップに登り詰めた【ドラゴンミネア】
5弾以降はバランス調整等も味方につけ、支配者となった【占いミネア】……。

振り返ってみれば、《ジュリアンテ》というカードはこれらのミネアデッキ全てに採用され、その全てで切り札級の活躍を見せています。
まさに占い師という職業の歴史そのもの。ここまでのカードは他にそうは存在しないでしょう。
 
個人的にも非常に好きなカードです。リメイク希望。断固希望。断固。
 
 
 
 
 

第1位

 
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《モーモン》
 
ドラゴンクエストライバルズというカードゲームを定義したユニット。そう言っても全く過言ではありません。
このカードが共通の1コストユニットとしての基準を作り続けた事で、後に追加されるカード達にも大きく影響を与えた事と思います。
 
《モーモン》と縁のなかったリーダーはいませんし、《モーモン》と縁の無かった環境もありません。
《モーモン》と縁のなかったプレイヤーも、恐らくはいないでしょう。 
 
この1/2/2というスタッツ。
リーダーの体力が20であるShadawverseにはもちろん存在しませんし、30のHearthstoneにおいても強めのクラスカードレベルのパワーです。
こうして比較して見るとこの哺乳類がいかに偉大な存在か、そしてそれがスタン落ちする事の意味がどれだけ大きいかが分かりますね。
 
このカードに加え、バックアッパーとして広く使用された《おばけキャンドル》や《ゴースト》も同時にグランプリルールから姿を消すことになります。
1コストユニットとして何を採用するか、今後各デッキの一つの課題となりそうですね。
長い間、本当にお疲れさまでした。
 
 
 
 
 
 
 
 

終わり

 
 
如何でしたか。
 
僕は書いていて少し感慨深い気分になりました。
リリースから1年半とまだまだ歴史の浅いゲームですが、殆どのプレイヤーが多かれ少なかれ、スタンダードのカードには何かしらの思い出を持っていると思います。
使えなくなるわけではありませんが、あまり姿を見なくなると思うと何とも言えませんね。
 
 
新弾発売、バランス調整、そしてグランプリルール導入で、間違いなく環境は大きく変化を遂げることになります。
新環境へ期待を膨らませつつ、今回の記事はこのくらいで終わりにしたいと思います。
 
 
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