あけましておめでとうございます。ゲームライターのふびらいです。
DQRの勇者杯決勝後、間髪入れずにHearthstoneの新拡張が発売し、その更に10日後にはマスターズツアーソウルという海外公式大会の解説をさせていただきました。
おかげで巷で盛り上がっているTEPPENはおろか、オートチェスすら満足にできない日々が続いていたという近況報告です。
少々出遅れた感もありますが、ライバルズの第8弾カードパック『一攫千金!カジノパラダイス』の新カード事前評価を今回もやっていきます。
毎回訳のわからない文量になってるので、今回はリーダー毎に記事を分けてみました。
普段通り『世間の評価とは違うぜ!』というカードには★マークをつけています。
ではご覧ください。
テリーのレジェンドレア
《ローズバトラー》
参考評価点:2点/5点満点中
着地した際の鬱陶しさには目を見張るものがあり、カード単体の性能は決して低くないと思います。
ただ、現状のテリーデッキの主流となっている【レックステリー】に採用されるかと言われると微妙なところです。
5というコストに対して攻撃力が3と低く、効果もにおうだちと異なり他ユニットを守ることができないため、アグロデッキ各種との相性は決して良いとは言えないわけですね。
強いカードでこそあるものの、いざ採用されるデッキを探そうとすると困ってしまう可能性が高いと考え、評価点を低めに設定しました。
《アイラ》
参考評価点:5点/5点満点中
こちらは上記《ローズバトラー》とは反対に、アグロデッキとの相性が良いレジェンドユニット。
ライフプッシュと盤面形成を両立できる点や、【レックステリー】のパワースパイクの一つである7ターン目以前に強力なターンを作ることができる点は他にはない魅力です。
ライバルズというゲームには低コストの武器も多いものの、GET2という効果によりある程度の安定性を持たせられるのも高評価ポイントですね。
コイン周辺のギミックが各リーダーでどんな立ち位置を獲得するのか不透明な部分はあるものの、大きく期待している1枚です。
スーパーレア
★《ギズモ》
参考評価点:1点/5点満点中
最低でも2/2/2で1点と考えれば紙切れと言えるほどでは無いかもしれませんが、入るデッキは存在しないと考えています。
盤面での戦闘で活躍できるステータスでない以上、このカードが《はじゃのつるぎ》以上の活躍をするにはコインを複数枚消費する必要があります。
しかし、テリーというリーダーはコイン戦術を核にできる程のBETカードは獲得していませんし、仮に組み込まれた場合でもこのカードにコインを割く余裕がある場面は稀でしょう。
召喚時のGET能力は貴重ですが、前述の理由でテリーのコイン戦術は流行しないと考えています。
《突風の剣》
参考評価点:1点/5点満点中
以下のカードにも言えることですが、コントロール系のテリー向けのカードを評価する場合はデッキ自体の弱さも考慮しなければなりません。
今回想定されているのはBET・GETに主眼を置いた【コントロールテリー】かと思いますが、フィニッシュ能力の欠如という大きな弱点は払拭できていないのです。
《突風の剣》もこのデッキを救うような存在にはなれないと予想しています。
貫通効果やBET効果は盤面を処理する上では一定の効果を持ちますが、素の攻撃力が低く、自身がGETする1枚限りのコインでは効果を活かしきれない場面も多いため、自己完結しているとは言い難い武器です。
もちろん、アグロデッキ各種に採用する際もコストパフォーマンスが悪いため、見かけないカードになるのではないでしょうか。
《まかいファイター》
参考評価点:1点/5点満点中
ライフを守る能力に特化しているテリーのBET系カードですが、その中にあって貴重な攻撃的ユニットとなっているのが《まかいファイター》です。
ただ、頑張ってコインを貯めたご褒美がコレ?という印象は拭えません。
場持ちの良さ、爆発力、即効性、どれをとっても主力に据えるには物足りないのではないかと思います。
テリーというリーダーがコイン戦術を取る場合、コインの大部分を守備的に用い、フィニッシャーとしてはこのカードでなく各種魔王系ユニット等を採用する方が堅実です。
レア
《戦士の交換所》
参考評価点:1点/5点満点中
『交換所』系統のカードは可能性を秘めているものも多く、GET・BET効果を使用するデッキでは多少なり見かけることになると予想しています。
が、この《戦士の交換所》に関しては使い所が思い浮かびません。
獲得する3種のカードは全てコントロール向けの性能ですが、これらを組み込むデッキが環境入りを果たした例はそもそも無いに等しく、コインの消費先とする価値があるかは疑問が残るところです。
またこれも繰り返しになりますが、このタイプのテリーはフィニッシュ手段と盤面処理手段に枠を割く必要があります。コインの獲得とこれらを両立できるスペースがあるかどうか。構築が非常に難しくなる事も避けられないでしょう。
《ランタンこぞう》
参考評価点:3点/5点満点中
1コストユニットとしての性能は及第点程度。血を入れ替える事ができる効果は【レックステリー】と相性が良いものの、2/1というステータスが特にミラーマッチで足を引っ張るため、現状の1コストユニットを押しのけてまで投入されることはないと予想しています。
カードアドバンテージを獲得できるわけではないため、アグロ系統以外のデッキには採用の余地はありません。
見かけるとすれば1コストのユニットを最大限詰め込んだウィニー寄りのアグロテリーでしょうか。
《おまもりコイン》
参考評価点:1点/5点満点中
今弾のテリーを象徴する守備的なカードですが、GET1を考慮しても性能が安定せず、コストパフォーマンスも良いとは言えません。
効果の発動にコインを使用しないため、仮にGET・BETを軸とした【コントロールテリー】が実現すればデッキを邪魔することなく組み込めますが、現状のカードプールではやや望み薄だと考えています。
ノーマル
《新たなチカラへの対価》
参考評価点:1点/5点満点中
見かけ上のMP消費は1ですが、武器を犠牲にする以上実質的なコストは3にも4にもなってしまいます。
最もコスト効率の良い《さんぞくのサーベル》と組み合わせても、カードを2枚使って3枚ドローするという一切強くない動き。《新たなチカラへの対価》が使用されないのはこの例を考えてもらえれば明らかかと思います。
《シールドアタック》
参考評価点:1点/5点満点中
中途半端な効果3つがセットになっても中途半端なままです。
仮に全ての効果がうまく機能した場合は2MPを消費するに十分な性能になると思いますが、実戦では2コスト1ドローになってしまう場面が多いと思います。
ダメージ軽減系のカードとしてはコレ以上に優秀なものが山程あるので、このカードにお鉢が回ってくることはないでしょう。
《ファイアボール》
参考評価点:1点/5点満点中
ダメージ軽減率こそ優れているものの、《アイアンクック》等と異なり自分のターン中に限定されているため、遅延としての役割は期待できません。
《戦士の交換所》からも入手可能な《はやぶさの剣》辺りと組み合わせての盤面処理が効果的でしょうか。このデッキが台頭できるかと言われるとやはり微妙なため、評価点を低くしています。
終わり
如何でしたか。
今回はレジェンドカード《アイラ》を除く殆どが低評価となりましたが、僕の予想に反してコントロール系統のテリーが活躍できるような状況になれば、これらの新カードが全て輝きを放つ可能性も考えられますね。
これにてテリー編の事前カード評価を終わります。今後も各リーダーの評価を追加予定です。
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一覧ページを作成しましたので、こちらに追加していきます。
次回のゼシカ編はコチラ。
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では、この辺で。
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