ふびらいの伝記

デジタルカードゲームの攻略ブログ。現在はドラゴンクエストライバルズがメインです。

グランプリ落ちカード追悼式【ドラクエライバルズ】

あけましておめでとうございます。僕です。

ドラクエライバルズエースの公式生放送見ました?
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  1. ソロモード追加(思ってたよりすごい)
  2. 真・1弾カードパック発売(かなりユニークで面白そう)
  3. リプレイ機能追加(皆シャドバクラロワで麻痺してるけどこれはとんでもないこと)
  4. 英雄カード錬金可(なんだかんだ一番すごい)
  5. めっちゃカード配る(めっちゃカード配る)

…などなど。正直、ここに書ききれる情報量ではないので、見ていない方は見てください、としか言えませんが。

と、真の意味で新時代に突入するライバルズエースですが、始まりあれば終わりあり。旧時代に取り残されてしまうカード達も存在します。
真1弾カードパック発売と同時に、第4弾『モンスターもりもり物語』と第5弾『勇気の英雄譚』のカードは、グランプリルールから外れることになるわけです。
この2つの拡張には、優秀を通り越して凶悪なカードが多く、特に第5弾『勇気の英雄譚』は、歴代拡張パックの中で下方修正されたカードが最も多いという、ある意味名誉あるパックになっています。

そこで今回は、無印ライバルズの歴史を紡いだこれらのカード達から、特に功績を残したカードをピックアップし、追悼の意を込めてランキング形式で紹介したいと思います。
昔を懐かしむような気持ちを込めて見ていってください。



なお、これらのカードはあくまで新環境のグランプリルールで使用できなくなるだけであり、マスターズルールや新追加のソロモードにおいてはまだまだ活躍の場がありますので、カードとしての価値がなくなるわけでは決してありません。ご注意を。












第10位


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《おおドラキー》

僧侶から唯一の選出は、極めて汎用的な2コストユニット《おおドラキー》。
第5弾で登場し、すぐに【ソロククール】の序盤の主力として頭角を表しました。

個人的に気になるのは、当初の運営側が『味方ヒーローがいる場合』という条件をどの程度重いものとして想定していたのかということです。
今回も上位でランクインしている《シーゴーレム》をはじめとし、《デビルアーマー》《メイジももんじゃ》《ほのおのせんし》《ウイングタイガー》《サイコロン》等々…。
この効果を持つユニットは、殆ど例外なく広く環境で使われ、その多くが下方修正さえ受けています。

今でこそヒーローカードをデッキに採用するのは当たり前という認識が広がっていますが、採用しないデッキも環境に現れるという想定が当時あったのであれば、『味方ヒーローがいる場合』のカード群がこれ程までに強くなっているのも頷ける話です。

いずれにせよ、この《おおドラキー》 もそれらと同じく、グランプリルールからは退くことになります。
間違いなくトップクラスのカードパワーを持つユニットでしたし、実際の環境での活躍も目覚ましいものがありましたが、現在のデッキには徐々に採用されなくなっている事実を踏まえ、10位とするに留めました。




第9位


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《レッドプレデター》

ハッキリ言ってしまえば、第4弾〜第5弾辺りのカードなんてもんは大きく2つに分けられます。
『強すぎてナーフされた』『時代に取り残されて使われなくなった』かです。

しかし、この《レッドプレデター》はそのどちらの道も歩んでいません。
【エイトトルネコ】やその後登場した【アンルシアトルネコ】、現在のトップメタの一角である【デボラトルネコ】など、形を変えて環境に適応しているトルネコというリーダー。
その全てのデッキにおいて、このカードはスタメンの椅子を確保し続けてきました。
まさにトルネコの相棒かつ切り札のようなユニットです。

故にこそ、《レッドプレデター》を使用できなくなる事実が与えるダメージは計り知れないものがありますね。
主力を失った新環境の商人がどのように"エース"に適応していくのか、個人的にも注目しています。




第8位


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《サイコロン》

続いては、ナーフニモマケズ占い師の中盤を支えてきたスーパーレアユニット《サイコロン》です。
実装前から期待を寄せられていたカードが、その期待通りの活躍をし、充分にその使命を全うしてグランプリルールでの生涯を終えます。

コレに関しては今更長く語る必要もないでしょう。
【占いミネア】というデッキが、環境の変化や弱体化に晒される中、根幹を大きく変えずにプレイヤーに愛され使用され続けてきた、その理由の一つです。
自身が弱体化を受けても、【偶数ミネア】や【シドーミネア】に活躍の場が変わっても、その輝きが失われることはありませんでした。

真1弾カードパックにも、このカードの弟子のような効果を持つ《デザートデーモン》が封入されていますが、やはり《サイコロン》が発表された当時ほどのインパクトは無いと言わざるを得ません。
長い間お疲れさまでしたと、そんな気持ちですね。




第7位


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《古武道のツメ》

他に類を見ないほど波乱万丈な人生を歩んできたアリーナの武器《古武道のツメ》も、ここでお役御免となります。

始まりは2018年冬。
《ロトの血を引く者》が上方修正を受けた第5弾環境において、【氷塊ゼシカ】や【占いミネア】と並んで環境トップに立った【ロトアグロアリーナ】の中にこのカードの姿がありました。
しかし数ヶ月後、ともにデッキの中核を担っていた《閃光烈火拳》と《ほのおのせんし》を下方修正によって失い、更に第6弾環境では新時代のアグロデッキ達が大いに環境を荒らしたため、アリーナというリーダー自体が後退を余儀なくされ、このカードの栄華も去ったかに思われました。

それでも、第7弾環境の【アンルシアアリーナ】爆誕により、堂々の復活。いやー、ここからが悲惨でしたね。
まずは度重なる暴力が運営の目に余り、自身が下方修正の対象に。
その後発見された【アグロ床アリーナ】に採用されトップシェアを獲得するも、フィニッシャーであった《アカリリス》が弱体化。
【アンルシアアリーナ】では根強く使用され続けますが、程なくして《勇者姫アンルシア》も弱体化。
更には最後の希望であった《さそりばち》と《はやてのリング》も同タイミングでコスト増の弱体化を受けてしまいます。

涙なしには振り返れないような過去を持つカードですが、これはそれだけ、環境に与えたインパクトが大きかったということでもあります。
現在の採用率は高くありませんが、その事実を評価し、選出させていただきました。




第6位


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《クロウズ》

今回のローテーションで失う戦力が最も大きい職業は、恐らく占い師でしょう。
リーダーを象徴するこの《クロウズ》や、既に挙げた《サイコロン》。
他にも、《力のタロット》《バルーンコール》《キースドラゴン》《タロットフォーチュン》《しんりゅう》など、各時代のキーパーツだったカードを一斉に失うことになります。
特に《クロウズ》は、【占いミネア】と《勇者ソロ》を結びつけた張本人であり、今なお衰えることのない占い師デッキの基盤です。

真1弾においても大きく占いシナジーをプッシュされているこのリーダーですが、もう《クロウズ》に頼ることはできません。
ミネア使いがこの穴をどう埋めていくのか。不安は大きい反面、非常に楽しみでもありますね。




第5位


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《ことだまつかい》

第4弾拡張パック『モンスターもりもり物語』においてプッシュされた戦士のゾンビシナジーは、盛大に空振ってしまいました。
その中にあって唯一日の目を見たのがこの《ことだまつかい》です。
たった1種とはいえ、その存在感は絶大。
特に《レックス》が登場した第6弾環境以降は、夥しいほどのダメージ量を叩き出しましたね。

拡張内での強いカードと弱いカードの差が激しい傾向にあるテリーというリーダー。
このカードに加えて《エビルスピリッツ》も失うわけですが、これによってアグロ〜ミッドレンジ系統のデッキを組み上げる難易度は大幅に上昇するのではないでしょうか。
新環境のテリーは代役探しに難儀しそうです。もちろん、そう簡単に代役が見つかるようなカード達であれば、この場で取り上げられることもないのかもしれませんが。




第4位


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《オルゴ・デミーラ》

今となっては似ても似つかないカードになってしまい、全く使用されていませんが、このユニットが残した爪痕をなかったことにできるほど人類の記憶力は脆くありません。

れすと いん ぴーす どくたー4




第3位


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《シーゴーレム》

ここからトップ3。まずはコイツ。
全カードの中でもトップに位置する歴代採用率を誇る盤面の破壊者《シーゴーレム》です。

このカードの登場は、ライバルズ界の革命であったと間違いなく言い切れます。
特にアグロデッキ各種にとっては紛れもない転換期でした。
体力2以下のユニットを横に並べることの多かった第4弾環境以前の【アグロゼシカ】や【アグロテリー】がめっきりと姿を減らした原因は、少なからずこのカードにあるでしょう。
その後台頭したアグロデッキは、このにおうだちユニットによる被害を小さく抑える手段を持っているものや、更に豊富なバーストダメージを持つものばかり。更に言えば、アグロデッキ自身もこの《シーゴーレム》を上手く使うようにシフトしていきました。

現在のライバルズが《シーゴーレム》の有無で大きく変わるとは思いませんが、それでも《シーゴーレム》が存在しなかった世界のライバルズはどういったものだったのかは気になってしまいます。
ともあれ、まずは長い間フルで使い倒されてきたこのカードを追悼しましょう。




第2位


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《ロトの血を引く者》
《勇者ソロ》
《勇者エイト》


第2位は、ライバルズを代表する英雄カードシステムの先駆けとなった3枚のレジェンドカードです。

《勇者ソロ》と《勇者エイト》の注目度は当初から非常に高いものでした。実際、第5弾発売後は【ソロククール】と【エイトゼシカ】の実質的な2強環境となります。
逆に、《ロトの血を引く者》が環境クラスのカードになったのはやや遅れて。《勇者ソロ》のヒーロースキルや【エイトゼシカ】のパーツが弱体化を受け、《ロトの血を引く者》のスキルが相手リーダーを対象に取れる調整が実施された後でした。

その後《ロトの血を引く者》は歴代トップクラスのダメージプッシュ力を持つ【氷塊ゼシカ】や【ロトアグロアリーナ】に採用され
《勇者ソロ》も【占いミネア】の軸を形成するとともに、【ソロリッカトルネコ】や【ソロ魔導召喚ゼシカ】等のユニークかつ強力なデッキを排出し続け
《勇者エイト》を採用したピサロやトルネコのデッキも長きに渡って環境に居座ることになります。

今でこそ、続々と追加される新鋭の英雄カード達にトップの座を明け渡していますが、この3種が残した功績は決して無視できるものではありませんし、3枚の中に序列を設けるのも無理だと判断したため、同率での2位としました。
"エース"では英雄カードの錬金可能化も発表され、このシステムは今後も続くことになると思いますが、その基となったのはずっとこの3枚です。

Remember Us.
お疲れさまでした。




第1位


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《ブラッドレディ》

そして第1位は、このカード。
DCG界の問題児、《ブラッドレディ》。
恐らく、プレイヤーも運営も、このカードの存在には数え切れないほど頭を悩ませたことでしょう。ちなみに個人的な話をすると、ライバルズで最も嫌いなカードです。《オルゴ・デミーラ》なんか目じゃない。ホントに。

カードゲームの永遠の課題である先攻後攻の勝率差を是正すべく、鳴り物入りで実装されたこのカードですが、その期待はある意味で大きく裏切られる形になります。
実際、このカードや同弾に収録された《オルゴ・デミーラ》を全ての職業、全てのタイプのデッキが採用し始めたため、当時の環境は『全デッキやってることが同じ』と揶揄されるようになってしまいました。

その後環境が姿を変えても、このカードが姿を消すことはなく、常にライバルズに残り続けるしこりとして、ついには『禁止カード』という扱いを受けることになります。

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まほうのせいすい追加という事情があったにせよ、デジタルカードゲームにおける禁止措置。まさに異例です。
グランプリルールから退くことにより、今後この禁止措置がどうなるかは分かりませんが、全てのプレイヤーの記憶には、このカードが永遠に残り続けることでしょう。

安らかに。願わくば、二度と目覚めることなかれ。












終わり


いかがでしたか。
"エース"に生まれ変わるとあって、流石にこれは書いておかないとなと思い、筆をとりました。
恐らくは僕の、無印ライバルズ最後の記事です。

例によってランキングにはあまり意味がありませんが、そういえばこんなカードも落ちるんだったなと、僕は書いていて少し発見がありました。
カードライブラリで第4弾、第5弾のカードを検索すれば、今回のグランプリ落ちカードを見ることができます。
もちろんここで紹介したカード以外にも、活躍したカードが多くありますので、チェックしてみてください。

cardlibrary.dqrivals.com


あと、真1弾の全カード評価記事書きます。多分(多分なので)。
少なくともこれを書いている今は書く気があります。


というわけで。
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では、この辺で。



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